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脳とbookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (4)

  • 書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    人間性の進化的起源 作者:ケヴィン・レイランド,豊川航勁草書房Amazon 書はヒトの知性や認知能力や心のあり方の進化的な起源を「文化進化」を深く考察することにより探索するだ.そしてその中では累積的文化進化,ニッチ構築,遺伝子と文化の共進化にからむ正のフィードバック過程がキーコンセプトになる.著者はケヴィン・レイランド.原題は「Darwin’s Unfinished Symphony: How Culture Made the Human Mind」 書全体は第1部「文化の基礎」で模倣や文化にかかる行動や能力がどのように進化しうるのかをまず整理し,第2部「人間らしさの進化」でヒトを特別にしているものは何か,それはどうして(ヒトだけに)進化したのかを扱うという構成になっている. 第1部 文化の基礎 第1章 ダーウィンの未完成交響曲 冒頭で,ダーウィンは土手を覆い尽くす生物たちの多様性を

    書評 「人間性の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化 作者:トム・スコット=フィリップス東京大学出版会Amazon 書は認知と文化が専門の認知科学者,心理学者であるトム・スコット=フィリップス*1によるヒトの言語の進化と起源に関する一冊.ヒトの言語の進化的起源については,霊長類などの信号システムとの連続性を前提に,再帰的構造を重視する議論*2が主流だが,書においては,ヒトの言語と霊長類の信号システムとの非連続性を強調し,語用論の重要性を正面から採り上げる独自の議論が説得的に主張されていて,とても興味深い書物になっている.原題は「Speaking Our Minds: Why human communication is different, and how language evolved to make it special」 第1章 コミュニケーションへの2

    書評 「なぜヒトだけが言語を話せるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか―現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - logical cypher scape2

    神経科学の大家であるカンデルが、主に抽象絵画を対象に、芸術と神経科学を結びつけて論じている。 なお、カンデルは、美術と神経科学について他にも著作がある。もともと、記憶や学習について研究しており、それでノーベル賞も受賞しているが、芸術との関係についても興味・関心があるようだ。 はじめに I ニューヨーク派で二つの文化が出会う 第1章 ニューヨーク派の誕生 II 脳科学への還元主義的アプローチの適用 第2章 アートの知覚に対する科学的アプローチ 第3章 鑑賞者のシェアの生物学(アートにおける視覚とボトムアップ処理) 第4章 学習と記憶の生物学(アートにおけるトップダウン処理) III アートへの還元主義的アプローチの適用 第5章 抽象芸術の誕生と還元主義 第6章 モンドリアンと具象イメージの大胆な還元 第7章 ニューヨーク派の画家たち 第8章 脳はいかにして抽象イメージを処理し知覚するのか

    エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか―現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - logical cypher scape2
  • 英国発信『脳に刻まれたモラルの起源 人はなぜ善を求めるのか』

    倫理(ethics)というのは外的に規定された社会的なルールのことで、職業上の義務などは倫理の範疇である。 道徳(morals)というのは個人的な信条(プリンシプル)に基づく行動規範のことである。 「倫理」は社会的なもので、「道徳」はより個人的なものだともいえる。 リベラルな大人になる子どもたちは、三歳のときすでに問題に直面したときに乗り越える能力を発揮し、自発的で表現力豊かで、独立心が強いという特徴があった。 保守的な大人になる子どもたちは、三歳の時点で、不確かな状況に置かれると居心地悪く感じ、罪の意識を感じやすく、怖い思いをすると固まってしまうような子どもだった。 感情的な直感を抑えて、合理主義的に「最大多数の最大幸福」を目指して行動するための認知的制御機能は、脳においては、おもに背外側前頭前野と呼ばれる部分の機能だと考えられている。 前部帯状回、右の扁桃体、島皮質前部。実のところ、こ

    英国発信『脳に刻まれたモラルの起源 人はなぜ善を求めるのか』
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2019/07/20
    “前部帯状回、右の扁桃体、島皮質前部。実のところ、この三か所の灰白質の量さえ脳のMRI画像から抽出できれば、その脳の持ち主が保守的であるかリベラルであるかはある程度予測することができる”
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