2019年5月7日のコメントペーパーより。レジュメは古典命題論理。 コメント (1):トートロジー、たとえば「 ならば である」ということに意味はありますか? コメント (2):課題を解いているぶんには、答えありきというか、言われてみれば当たり前なことをなぞっているような感覚がありました。「推論」という単語に感じられるような生産性というか、新しいものが出てくるような感じは、論理学を学んでいけば、この先出会えるのでしょうか。 回答:別々の方からいただいたものですが、同趣旨の質問、コメントだったので並べました。ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』に次のような一節があります*1。 4.461 …トートロジーと矛盾は無意味である。…… (たとえば、いま雨が降っているか降っていないかどちらかだということを知っているとしても、それで私が天気について何ごとかを知っていることにはならない。) トートロジ