デブサミ2019で発表した「心理的安全性の構造」というプレゼンです。 https://event.shoeisha.jp/devsumi/20190702/session/2086/Read less
最近、SIerなど大手ITベンダーの経営幹部に会うと、決まって次のようなぼやきを聞かされる。「若手や中堅の優秀な技術者が相次いで辞めてしまってね。我が社の将来を背負って立つような人材ばかりだから極めて深刻なんだよ。懸命に引き留めるのだが、とても翻意してもらえなくてね」。 「SIerに優秀な技術者っていたっけ? プログラムを書かず、手配師みたいな仕事しかやってないじゃん」とツッコミたくなる読者は多いと思うが、取りあえずこらえてほしい。SIerにも優秀な技術者は探せばいるのだ。 システム開発の現場監督であるプロジェクトマネジャーとして優秀な人もいるし、システムを設計するSEとして優秀な人もいる。加えて最近のSIerはアジャイル開発要員などとしてプログラマーを育ててきているし、AI(人工知能)など先端分野の技術者の育成にも力を入れようとしている。 ただし「SIerに優秀な技術者っていたっけ?」と
部下の「彼氏」にならない…!? 「チャットの発言パターンは5つだけ」家入一真が明かす“人に期待しない”マネジメント術 昨日公開の記事では、連続起業家・家入一真さんの「期待とは、相手に見返りを求めること。全員を不幸にしかねない」という主張をお届けしました。 それはよくわかったものの…でも…たとえば仕事で「君には期待してるよ!」と言われると、やる気がでますよね? 家入さんは多くの企業に参画したり、出資したりしている立場。メンバーに期待しないで、どうやって組織をマネジメントしているんでしょうか? 普段「マネジメント」なんて語っているイメージのない家入さんの、知られざる「マネジメント術」に迫りました。 〈聞き手:天野俊吉(新R25副編集長)〉 【家入一真(いえいり・かずま)】株式会社CAMPFIRE代表取締役CEO。1978年生まれ、福岡県出身。株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を
アクセンチュア システムインテグレーション&テクノロジー本部 テクノロジーコンサルティング統括 エグゼクティブ・パートナー 沼畑幸二氏 アクセンチュアは5月21日、日本の大企業がITによる企業の生産性向上を実感できていないことを示す調査結果を発表した。同社が2006年9~10月に、大企業の管理職232人を対象として実施したもので、IT部門と、業務部門、全社的経営目標が乖離(かいり)している状況が明らかになった。 「この2~3年で企業全体のITに基づく生産性は向上しましたか」という質問に「向上した」と回答した管理職の比率は、米国における同様の調査では75.5%だったのに対し、日本では52%に留まった。しかも、日本ではIT部門よりも業務部門のほうが高い評価をしているという特徴的な結果が出た。IT投資と経営目標の整合性がとれているかという質問についても、肯定的な回答が米国では83%だったのに対し
先日、知人から「やる気」について相談を受けました。何でも「やる気が出てこなくて、仕事に手が付かない」のだとか。 もっとやる気を出したい――多くの人が望んでいることではないでしょうか。 やる気があれば「もっと頑張ろう!」という意欲が湧いてきます。意欲が湧けば「よし、やってみるか!」と行動的にもなれます。行動して何かしらの変化が生まれれば楽しいし、うれしい。それが、次のやる気にもつながります。 けれども、現実は全くやる気が出ないし、仕事をする気も起きません。休日もダラダラした時間を過ごすだけ。ふと気が付けば日曜日の夕方です。「あーあ。この週末も、何もしなかったなぁ」――そう思うと、自分がダメ人間に思えて悲しくなります。そして、ますますやる気を失ってしまうのですよね。 以前、「やる気が出ない本当の理由」という記事を書きました。そこでは、こんな図を出しました。まさにこんな「負の無限ループ」の中にい
イノベーションを阻害する意思決定の遅さ 今年は米シリコンバレーに2回取材に出向き、中国・深センにも出かけた。深センは世界的大メーカーに成長した通信機器の華為や、ドローンのDJIの本社がある都市で、モノづくり系のベンチャーも勃興しており、今や「ハードウエアのシリコンバレー」と呼ばれている。 米国と中国での取材を通じて感じたことが一つある。共通するのは「スピード」。とにかく経営の意思決定が速いことだ。シリコンバレーのあるオフィスにはゴキブリの絵が張られ、「素早くしぶとく」といったメッセージが打ち出されていた。中国のロボット関連会社でも社是の一つが「今やる!すぐやる!私がやる!」だった。これに対して、日本企業は総じて意思決定が遅い。それがイノベーションの誘発を阻害していると筆者は考える。 シリコンバレーのオフィスに貼られていたゴキブリからのメッセージ(筆者撮影)シリコンバレーで嫌われる日本企業
「学習機会がない」「社内にノウハウがたまらない」──。あるIT職場で実施した社員の満足度調査に寄せられた、若手からの辛辣なコメントである。 企業が実施する従業員満足度調査で、この2つを会社に対する不満として挙げる人は少なくない。IT職場も例外ではなく、名だたる大企業でもこんなネガティブな意見を頻繁に見かけるという。 「誰もが知っている有名企業のIT職場には、先人の知恵や洗練された業務プロセスが確立されていて、しかも大きな仕事や新しいチャレンジができる」。そう意気込んで入社してきた若手が目の当たりにする現実の景色は、想像とは全く違うものだった。例えば、こんなふうに。 属人化したノウハウや勘で業務を回している 誰に何を聞いたらいいのか分からない 毎回、自分でゼロから考えて走るしかない 最後に求められるのは気合と根性 入社前に抱いていたIT職場のイメージとの大きなギャップに、新人や中途入社の社員
医者とか管制塔とかで事件が起きた時に必ず言われるのが「当事者を処罰することは改善につながらない」って話なんだけど、IT業界も例外じゃないのでは? というか、大企業病としてシステムをダメにしている一つの大きな要素は「失敗したらキャリアが死ぬ」にあるんじゃないかと思うけど。 「官公庁のシステム開発については、プロジェクトに携わる民間の技術者の勤務時間を1日8時間とする。それを超える残業は一切認めない」。こんな法律を作ってみてはどうか。発注者として最低最悪の官公庁のシステム開発と、安倍政権の掲げる長時間労働の是正など働き方改革を両立させる方法は、これしかないと思うぞ。いや、本当に。 公共のシステム開発で“デスマ”、官僚も処罰すれば全てうまく行く | 日経 xTECH(クロステック) なんかタイトルでいう処罰はこの残業禁止を破ったら、らしいんだけど、まあ正直技術者側の実感からすると、残業は事の本質
axia.co.jp どこかのエントリで呼ばれた気がした。 必要もないのに他人のエントリに乗っかるのは好きではないのだが、たまにはブログっぽいことを書かないと、と思ったので、軽く書く。 ある勉強したプログラマの末路 まず自分の話をしたい。 私は趣味で多数の求人サイトに登録している。 転職エージェントはうるさいので使っていない。 サイトに登録して、経験言語と年数にチェックを入れ、職務経歴書をサニタイズして(なんとこの用語は顧客を特定できないように「無毒化する」という意味で一般的に使われ始めている)掲載しているぐらいである。 ちなみにpaizaでもSランクを持っている。自慢にもならないし、求職活動に役立つわけでもないが、持っている。 こうして、現年収を正直に「200万」と書いておくと、スカウトメールがけっこうやって来るので、それらを暇つぶしに眺めるのである。 Webで年収400万超えるとこって
現在の職場において、業務が効率的に行われていると思うかを質問したところ、約半数となる48.7%が「効率的に行われていると思わない」と回答したという。 「効率的に行われている」と回答した人に対し、具体的な業務効率化の手法を聞くと、「業務内容の見直し」(51.3&)、「OA機器の導入」(39.6%)、「システムやツールの導入」(35.7%)と、業務効率化の手法としてはオーソドックスなものが上位になっているという。一方で、「ロボットの導入」は7.8%とし、ロボットによる業務の自動化や効率化は普及していないと指摘する。 自動化してほしい業務についての質問では、「経費精算」(38.0%)、「伝票の起票・整理」(31.7%)、「取引先からの入金確認」(31.3%)が上位となり、対面業務より単純作業の自動化を求める声が多く挙がったとしている。 ロボットに代行してほしい業務についての質問では、「データ入力
はじめに 最近、社内外の多くのプロジェクトマネジメント実態を調べる機会に恵まれた。 その中で、面白いことに気がついた。 問題に直面して、原因を分析しなければ、対策も取ろうとしないマネージャ達。 彼らはマネジメントしていない。ただ祈ってるだけ。 つまり、P"r"aying Manager じゃね?と。 ※Pray ・・・ 祈る Praying Managerの生態 [ケース1] 進捗をPGが自力で回復してくれることを祈る あるプロジェクトでは、3ヶ月の工期のうち、1ヶ月が経過したが、進捗が半月分しか出なかった。 つまりプロジェクトとしては破綻状態であるわけだ。 このことについてマネージャは、 プロジェクトの最初は立ち上がりが悪く、進捗が出ないものなんです。 対策はいずれメンバのスピードが上がってくればという感じですね。 と回答し、なにも手を打たなかった。 (最終的には会社が介入して正常化を図
今日,社内勉強会で話す機会があり,過去1年間を振り返りつつ「プロジェクトをリードする技術」というタイトルにした.今回は参加者がエンジニアだけじゃなく,ビジネスチームのメンバーもいたため,できる限り,技術的な用語を使わないようにした.質疑応答とディスカッションもあり,1時間非常にワクワクした時間だった. 関連する領域 僕がプロジェクトをリードするときに意識しているのは,スクラムなど特定のプラクティスに依存しすぎないことで,チームの特性によって,関連する様々な領域からプラクティスを集めている.ザッと挙げるだけでも,こんなにたくさんある. チームビルディング ファシリテーション マネージメント 3.0 アジャイル (スクラム / カンバン / XP) 組織論 育成 心理学 メンタリング プロジェクトマネジメント 資料 過去1年間に取り組んだことを全て詰め込んだ!プレイングマネージャーとして頑張っ
暗闇を呪うよりも、ろうそくに火を灯そう 過去24時間で、私の2つ記事、 Why Your Programmer Just Wants To Code(なぜ、あなたのプログラマはコーディングだけをしたがるのか) と A Wake-Up Call For Tech Managers(テックマネージャーへの警鐘) は、Mediumで96,000回以上読まれました。また、 Redditのコメント数も900を超えています 。 思っていたよりも、問題は深刻のようです。 そう、テック企業には悪いマネージャーもいます。そして、私はそうしたマネージャーに辛辣です。プログラマの無関心の責任は、直接的に彼らにあると思っています。 フラストレーションがたまり、何の権利もないと感じながら思考停止に陥っているプログラマを私は助けたい。 上記コメントの 圧倒的 大部分を投稿したのは、これを読んでいるプログラマの皆さんで
「スタートアップベンチャーはスーパーエンジニアを求めるけどエンジニア界隈と起業家界隈で想像しているスーパーエンジニアの定義が違う件」という記事が話題です。 その中で、「「ひとりで何でもできるエンジニア」は存在しないと思った方が良い」」として、以下のように書かれています。 「ひとりで何でもできるエンジニア」は存在しないと思った方が良い」 起業家の方が知らない側面として 現在バリバリ活躍しているエンジニアのほとんどが得意領域を持っていて それ以外の分野については出来る人であっても「平均点以上」ぐらいの活躍しか出来ないということです。 そして優秀なエンジニアの方はそのことをよくわかっています。 たまに化け物みたいな化け物がいて物理からインフラからアプリケーションからUI/UX ネイティブアプリ開発からwebマーケティングに資産管理まで全部出来ちゃう人もいますが その人を望む事は「年収1000万の
かの有名なメルカリで利用者の名前や住所、銀行口座番号、メールアドレス、クレジットカードの下4桁と有効期限、購入・出品履歴、ポイント・売上金、お知らせ、やることリストなど、5万4180人の個人情報が外部に晒されたそうな。 幾ら何でも全部過ぎるだろ…wとは思うんだが、まぁその辺は当事者じゃないし詳しい事は不明なのでそれはそれとしてこの「技術的観点からの原因報告」が酷い。 「原因はnginxの設定ミスでした。ミスしたのはこの箇所です」 …それ原因じゃなくてミスそのものの説明じゃん。ただの作業報告だ。作業員の日報だ。ガキの使いか。 こういう時の例え話は誤解の元だが「車で人を撥ねたのは、運転手がブレーキを踏まなかった事が原因です」みたいな。それ原因じゃねぇ。事象そのものだ、分析対象だ。最浅でも「運転手は何故ブレーキを踏まなかったのか?」の答えが原因と名の付く最低ライン。寝てたとかポケモンGOしてたと
「あの人は人格者だからね―」と、皆が言っている。 壇上で演説をする経営者に向けた言葉だ。 ****** とある企業のパーティーでのことだ。 その経営者は先代から継いだ会社を、もう十数年経営しているそうだが、会社の業績は好調、離職率は低く、下手な上場企業よりもはるかに給与も良い。 そして、実績をだしているとあって、その経営者をけなす人物はほとんどいない。オーナー企業であるから、うるさい株主もおらず、経営も非常にやりやすいだろう。 彼は「人格経営」を標榜しており、マネジメントの方針としてそれを採用しているという。私はその「成功者」たる経営者の自身に満ち溢れた表情を見、少し考えた。 「果たして「人格」を中心に据えるマネジメントは、効果があるのだろうか。」 —————— 「成功するビジネスパーソン◯つの法則」と言ったタイトルの記事をよく見かける。 しかし、それらを鵜呑みにはできない。 例えば、「成
前置き 私のキャリアは少し変わっています。 この業界に新卒で入ってから十数年は、大手ゼネコン的SIerにて、ほぼ一貫してプロジェクトマネジメントをやってきました。最終的には100人月程度の案件を回していたので、中堅クラスではあったと思います。それなりに経験も積んだとは思いますが、あれ、そもそも私って人の管理をやるためにIT業界に入ったんだっけ。。というレーゾンテートル的な理由で、プログラマーに転身しました。 そんなわけで、おそらく日本のIT業界におけるプログラマーから管理職に至るという一般的なキャリアパスを逆行している形になります。 そういった事情もあり、プロジェクト管理からは距離を置くようにしていたのですが、最近またプロジェクトマネジメントについて考える機会が多くなったので、この辺で昔話をしてみようと思います。 他山の石としてワカモノの役に立てば。 前提として ガチガチのウォーターフォー
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