タグ

novelに関するkenjiro_nのブックマーク (203)

  • 20年以上の介護で知った「人間の記憶」が容易に「作られる」世界(篠田 節子)

    直木賞作家の篠田節子さんは、20年以上一人で母親を介護してきた。最近上梓した『鏡の背面』という長編サスペンスでは、シェルターを支えてきた「聖母」とも思える人が、実は極悪人だった? というところから話が始まる衝撃作だ。 人間はかくも変わりうるのか、人間の記憶とは何かを深く考えさせられる。篠田さんは母親の介護体験が「人の記憶の変わりよう」を描くのにとても生かされたのだという。 「警察を呼んでちょうだい!」 アルツハイマー型認知症を患った母につき合って20年くらいになります。母はとにかく他人の介入を受け付けない性格で、デイサービスの見学に行けば怒り出す、見守りを兼ねたお弁当宅配の業者が敷地に入ると警戒し怖がるといった状態。なので、公的介護サービスは資格があっても利用できませんでした。口は回るから、気に入らないことがあると延々と人を詰問したり罵ったりするのが常でした。 罵詈雑言のたぐいは、自分の介

    20年以上の介護で知った「人間の記憶」が容易に「作られる」世界(篠田 節子)
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/20
    「キラキラ光る様々な色彩を集めても、混ぜ合わせれば灰色になるのと同じ。」とはよく言ってくれたとは思うがこうやって作者の方がインタビューに答えるのはそれ自体が”混ぜ合わせ”の一部なのではないかとも思う。
  • 自分は「エルフ」と信じ込む女性、その使命は地球人の精神レベルを高めエルフになれるよう導くこと(アメリカ) : カラパイア

    エルフは北欧神話に出てくる妖精で、来、自然と豊かさを司る小神族だったと言われており、様々なフィクション作品に登場している。 私が最も印象に残っているエルフと言えば、漫画「ドリフターズ 」のエルフ族解放戦に出てくるエルフだったりもするんだけども、エルフを一躍有名にしたのは、J・R・R・トールキンの『指輪物語』だろう。 トールキンが生み出したSFファンタジー作品は次々と映画化され、世界中にたくさんのファンを生み出した。 アメリカ・イリノイ州に住むキンバレル・イーヴンタイドさんもその一人だ。だがただのファンでは終わらなかった。 彼女はトールキンの描くファンタジーの世界に没入した結果、自分はエルフであり、人間たちの精神を正しい方向に導き、エルフになるのを手助けするために地球に派遣されたと信じているのである。

    自分は「エルフ」と信じ込む女性、その使命は地球人の精神レベルを高めエルフになれるよう導くこと(アメリカ) : カラパイア
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/19
    便宜上小説タグも付加。海外だと耳は微妙に縦長になるのね。
  • 「たった一人で見る景色を信じたい」――作家・吉田修一は社会をどう読むか - Yahoo!ニュース

    1997年にデビューし、昨年、作家生活20周年を迎えた吉田修一。芥川賞受賞作のような純文学作品からスパイが活躍するエンターテインメントまで、彼ほど、作風を広げてきた作家は珍しいだろう。次に発表するのはどんな小説なのか、全く予想できない書き手だ。 「いろんなタイプの小説を書きますねとよく言われますが、自分では違うものを書いている意識はないんです。いつもあるのはただ、“この人”を書きたいという感覚です。例えば、『悪人』(2007)だったら清水祐一という地方に住む青年、『横道世之介』(2009)なら世之介というバブル期に上京してきた大学生を書きたかったし、書くならああいう書き方しかなかった」

    「たった一人で見る景色を信じたい」――作家・吉田修一は社会をどう読むか - Yahoo!ニュース
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/17
    以前見た映画「さよなら渓谷」の原作小説作者へのインタビュー。
  • 健全なライトノベル一覧

    の地球儀』 まず人間が出てこないのでだれかが差別されたり性的にまなざされたりといったことが一切ない。 『鉄コミュニケイション』 女の子が登場するがその女の子以外の人間が出てこないので性的な描写などとは無縁。 『E.G.コンバット』 月が舞台でほぼ女性しか出てこないため性差別やセクハラなどの気持ち悪いことはまず発生しない。

    健全なライトノベル一覧
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/16
    こんな感じで規制されちゃう世の中にならないでほしいけどそういうのが嫌いな人がもう少し生きやすいようにもなってほしい。難しいね。
  • キリスト新聞社が「聖書ラノベ新人賞」開催 「キリスト教を批判してもいいの?」「大丈夫だ、問題ない」

    キリスト新聞社が、第2回「キリスト新聞社 聖書ラノベ新人賞」を開催すると発表しました。ライトノベルレーベルの創刊にともない開催されるもので、大賞受賞者は同社刊の雑誌「Ministry(ミニストリー)」誌での連載が確約されます。 一般の小説だけでなく、チャットノベルでの応募も可能。聖書・教会・キリスト教をモチーフにしつつ、楽しみながら理解を深められるような作品を求めているとのこと。雑誌連載の反響次第で、ライトノベルとしての刊行を検討するとしています。 また、募集ページに「よくある質問」が記載されているのですが、こちらがなかなか個性的なことになっています。 キリスト教を批判してもいいの? 大丈夫だ、問題ない。 キリスト教を布教するための原稿ではなく、エンタメ作品として純粋に楽しめる原稿をこそ求む。 そうは言ってもキリストを批判するわけにはいかないでしょ? 大丈夫だ、問題ない。 キリスト教の神は

    キリスト新聞社が「聖書ラノベ新人賞」開催 「キリスト教を批判してもいいの?」「大丈夫だ、問題ない」
  • ラノベの陳列の件

    難しいね。 ラノベも漫画も読む勢だけどさ。 ツイート主の言い方がちょっと過激だったけど、まあ分からないでもない。 ラノベコーナーを奥の方にやればいいのでは?と思うけど、店の規模によっては無理だろうし。 そして新刊なんかは当然売りたいし売らないといけないわけだから、それなのに店の奥の目立たない所になんか置きたくはない。 そうなれば人の目につくところに陳列するわけだけど、店が小さければ興味無い人の目にもつき、今回のように性的な絵柄過ぎて気持ち悪い性的加害?だと言われてしまう。 あの絵を気持ち悪いと思うのは構わないけど、それを置くなというのはちょっと過激。 だからといって性的な萌絵(死語?)に市民権を!というのも違う。 どうすれば平和に解決するかねぇ。 子供の目に触れないようにという意見は確かになと思うし。 萌絵に嫌悪感を抱いてる人達に一切こちらの世界には関わらないで下さい!何卒ご理解の程! と

    ラノベの陳列の件
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/12
    穏当な意見を匿名ダイアリーに書くというあたりセレクティブエネミー同士の戦いが激化しているってことなんだろうなあ。はあ。
  • 五十円玉二十枚の謎 - Wikipedia

    五十円玉二十枚の謎(ごじゅうえんだまにじゅうまいのなぞ)は、推理作家の若竹七海が大学生のときに体験した奇妙な出来事を巡る謎。その奇妙な出来事とは、若竹七海がアルバイトをしていた池袋の書店で、毎週土曜日になると50円玉20枚を握りしめた男が現われて、千円札への両替だけ済ませるといそいそと帰っていったというものである。今までに多くの推理作家がこの謎に挑戦しており、解答の一般公募も1991年と2000年の計2回行われている。 競作 五十円玉二十枚の謎[編集] 1990年、若手推理作家数十人が集まって雑談をしていた際に、若竹七海が「五十円玉二十枚の謎」の話を持ち出した。その後、東京創元社の編集者(当時)・戸川安宣から、そのテーマで競作するという提案がなされ、年刊のオリジナル・アンソロジー『鮎川哲也と十三の謎'91』(東京創元社、1991年12月)に若竹七海による「出題」、法月綸太郎「解答編Ⅰ」、依

    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/09/05
    この項目にふとたどり着いた。俺がミステリーというジャンルを嫌悪しているのは「試されている」ということに対する嫌悪そのものだったという発見があった。
  • 『この作家が好きな人はこの作家も好きそう』というリストが欲しくて独断と偏見で作った表がとても参考になると話題に

    木倉 素 @moto_kkr_ 『この作家が好きな人はこの作家も好きそう。というリスト』が欲しくて完全に独断と偏見で作ってしまったーーー 近くにいる作家さん同士好きな人が多い気がする!(自分と周り見てての経験則による) 私は左下あたりが特に好き。 異論は認めますむしろ教えて下さい🙌 #読書垢 #好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/O8SfgKufzg 2018-09-02 23:57:47

    『この作家が好きな人はこの作家も好きそう』というリストが欲しくて独断と偏見で作った表がとても参考になると話題に
  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

    平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。

    BLOGOS サービス終了のお知らせ
  • 世界全体があなたを愛する楽園 - 村田沙耶香「消滅世界」 - 未翻訳ブックレビュー

    LGBTは子どもを産まないため生産性がなく、彼らに税金を投入するのはおかしい」という主旨の寄稿をした国会議員がいた。 この意見は差別だし真っ当な反論は各所でされている。でも、その議員には別の質問もしてみたい。もし次のように訊いたら、なんと答えるだろう。 「たしかにLGBTって生産性がないですよね。でも、ヘテロの男女家族も、生産性低くないですか?だから、人工授精の研究を進めて、家族とか結婚とか関係なく子どもが生まれる、生産性の高い社会を目指しませんか?」 村田沙耶香の小説「消滅世界」は、そんな「高い生産性」が実現した社会の物語である。2018年の7月に文庫化されて読んだらめちゃくちゃ面白かったので、これは同書の紹介と、考えたことについての記事。 目次 繁殖が性愛と分離した社会 家族は無数にある動物の繁殖システムのひとつ 奴隷の幸福と失楽園 世界全体から愛されなくてもいい自由 繁殖が性愛と分

    世界全体があなたを愛する楽園 - 村田沙耶香「消滅世界」 - 未翻訳ブックレビュー
  • 地方からショッピングモールが消えた後、それでも残るものは何か(山内 マリコ,速水 健朗) @gendai_biz

    2012年のデビュー以来、「東京じゃない場所に住む、普通の女性たち」のリアルを描いてきた作家・山内マリコ。最新刊『選んだ孤独はよい孤独』は、主人公を男性たちに切り替え、この社会の息苦しさと希望を巧みに切り取る短編集だ。 デビュー作『ここは退屈迎えに来て』の映画版公開も10月に控える中、山内氏とライター・編集者の速水健朗氏が対談。後編は、山内作品の最重要モチーフであり、近年しばしば話題にもなっている「東京と地方」について語る。 (撮影:丸山剛史) 「どこにでもある地方都市」の未来 速水:ところで、山内さんが地方や郊外を継続的にテーマに据えるようになった理由というか、根的な動機はどのへんにあるんですか? 山内:2007年に賞をいただいた頃は、とにかく女の子同士の友情を書きたいってだけでした。男同士の友情に比べて、女性の友情が低く見られていることを是正したい一心で。まあ、自分の話ですよね。あく

    地方からショッピングモールが消えた後、それでも残るものは何か(山内 マリコ,速水 健朗) @gendai_biz
  • 自称プラントハンターによる「星の王子さま バオバブの苗木」、大炎上により販売中止に | Buzzap!

    遅すぎる決断ですが、販売中止です。詳細は以下から。 2018年8月9日に開園したGinza Sony Parkが8月11日、同園内の店舗「アヲ GINZA TOKYO」で限定販売されていた「星の王子さま」とタイアップバオバブの苗木の販売を中止しました。 ソニーはこのバオバブ苗木の販売について「オンライン及びお電話にて様々なご意見を頂きました」とし、「『星の王子さま』の長年のファンの皆様の心情を考慮させて頂き、「アヲ GINZA TOKYO」と協議を行いました結果、当該商品の販売を終了して頂くことになりました」と公式サイトで経緯を公表しています。 この「星の王子さま バオバブの苗木」についてはBUZZAP!でも先日詳細に報じましたが、2017年末に神戸で阪神淡路大震災への鎮魂というお題目で樹齢150年のあすなろの木を引き抜いてギネス記録を狙うという「世界一のクリスマスツリーProject」を

    自称プラントハンターによる「星の王子さま バオバブの苗木」、大炎上により販売中止に | Buzzap!
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/08/13
    西畠氏はアイランドシティにある植物園のことを考えると非難しにくいんだけど、神戸のクリスマスツリーの件といいこれといいよろしくない方向に行っているのが辛いんだよなあ。
  • 俺 昇給先生と呼ばれてた

    最近はめっきりパンツを見ても喜べなくなってしまった でも あのころの自分の増田を読み返すたびに自らのパンツ好きを思い出すよ 先生は今日も暑い中頑張ってるよ 来月ボーナス出すために

    俺 昇給先生と呼ばれてた
  • 月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ

    こんにちは。普段は「冬木糸一」というハンドルネームで、ブログ「基読書」などにSFやらノンフィクションについての記事を書き続けています。 SFとは「サイエンス・フィクション」の略で、ざっくりと説明すれば、科学的空想(社会科学や人文科学も含む)が投入された作品群のこと。その中でも、今回は「初心者向けのSFを紹介してください」との依頼を受けたので、その線に沿って作品を紹介していこうと思う。 とはいえ、何らかの基準がなければ作品を列挙し続ける羽目になる。そのため、今回紹介する切り口としては、まず「古典的名作SF」は省くことにした。また、実際に僕自身がSFを読み始めるきっかけになった作品、短編集、登場人物の恋愛模様を描いた作品、ハリウッド映画の原作など、文庫化済みで手に取りやすいものを選んでいる。 自分のSF読書歴を振り返ってみるに、どこかの瞬間にSFというジャンルへガツンと入り込んだという記憶は

    月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2018/05/16
    『ハーモニー』が勧められていたけど個人的に苦手な描写が多かったから最初に挫折しちゃったんだよなぁ。この件が忘れられないのでこの場を借りて愚痴を語っておきます。
  • 文芸時評:3月 ポスト真実の時代に 虚構が語る事実=田中和生 | 毎日新聞

    森友学園の問題から出てきた、公文書改竄(かいざん)という事態を文学的に見ると、言葉がかつてなく軽くなっていると感じる。なぜなら現政権が折に触れて示しているのは、言葉は事実でも真実でもなくてよいという言語観だからである。それでも政治の現場では、これまでの常識にしたがって言葉を「事実らしい」「真実らしい」ものにするという力が働くので、事実や真実の方をねじ曲げるようなことも起きる。 しかし居心地が悪いのは、この言語観を「言葉では事実も真実も語れない」と言い換えると、多くの文学者が同意するものになることだ。実際、作家同士の対談などで「言葉は事実も真実も語れない」し、だから「作品の意図を聞かれてもわからない」といった発言を見つけることは難しくない。これは事実や真実を描こうとしてきた近代文学を批判した、一九八〇年代以降のポストモダン文学的な考え方がもたらしたものである。

    文芸時評:3月 ポスト真実の時代に 虚構が語る事実=田中和生 | 毎日新聞
  • 異世界転生したけど日本語が通じなかった(Fafs F. Sashimi) - カクヨム

    Ham co lkurf niv lineparine men!? Fafs F. Sashimi 異世界に転生した主人公八ヶ崎翠、しかし言葉が通じなかった!? 翠は彼の先輩であるインド先輩に以前学んだ言語学や語学の知識を駆使して、言葉を学んでいく。 この世界は戦争中で主人公はその戦乱に飲み込まれながらも、チート無し(?)言葉と知識だけで渡り歩くことになる…… ★リパライン語については以下を参照すると様々な資料があります。 → https://w.atwiki.jp/cgwj/pages/42.html ★なろう版にはルビがついていないので、ハードモードで読みたい人はそちらをおすすめします。カクヨム版を読んだあとにルビ無しのなろう版を読み直すと言語習得感が更に味わえます。 → https://ncode.syosetu.com/n4955ee/ ★リパーシェ化ブックマークレットを利用すると

    異世界転生したけど日本語が通じなかった(Fafs F. Sashimi) - カクヨム
  • 漫画家アシスタント「「異世界転生モノ」について「死んだら天国に行けるよ」話だと思ってる。つまり本来は宗教が担ってたところを肩代わりしてる」

    くーばーど(大阪) @coobard 漫画アシ(フリー10年以上)です。 CLIPSTUDIO素材  https://t.co/XibTs7Yr40 ご連絡はこちらまで→spbard@hotmail.com https://t.co/AiUTeotJWO くーばーど(coobard) Skeb受付中&FANBOX始めました! @coobard 僕は「異世界転生モノ」について「死んだら天国に行けるよ」話だと思ってる。つまり来は宗教が担ってたところを肩代わりしてるってこと。そりゃあまあ年間3万人が自殺する国だもん、そういう新しい宗教も流行るさね。 2017-08-05 23:40:30

    漫画家アシスタント「「異世界転生モノ」について「死んだら天国に行けるよ」話だと思ってる。つまり本来は宗教が担ってたところを肩代わりしてる」
  • あれから10年、「ケータイ小説」が急速に廃れた理由とは? 現役女子高生に『恋空』を読んでもらった

    今から約10年前。日中の女子中高生の間で大流行した、「ケータイ小説」を覚えているでしょうか。 10代の読者の方々はご存じないかもしれませんが、ケータイ小説は当時日中で大ブームを巻き起こしたコンテンツであり、2000年代の若者文化を語る上でも重要なキーアイテムなのです。 ケータイ小説とはその名の通り、「ケータイ」で書かれ「ケータイ」で読む小説のこと。今でいう「ガラケー」で書かれたその小説は、素人が「実話」を元に書いたものがほとんどだとされています。 ただ、2017年現在、ケータイ小説という単語を久しく聞かなくなってしまいました。あれだけ流行したケータイ小説文化は、一体なぜ廃れてしまったのでしょうか。 今回はその歴史と背景を交えながら、なぜケータイ小説が若者たちの間でブームになり、なぜ急速に人気が衰えたのかを探っていきたいと思います。 参考文献 『ケータイ小説的。 “再ヤンキー化”時代の少

    あれから10年、「ケータイ小説」が急速に廃れた理由とは? 現役女子高生に『恋空』を読んでもらった
  • 人気作家夫婦が交互連載で離婚を考えたワケ

    読書を通じて、夫婦がお互いを理解し合う――。こんな目的を掲げ、芥川賞作家の夫・円城塔(えんじょう とう)さんと、ホラー作家の・田辺青蛙(たなべ せいあ)さんは、を代わりばんこに勧め合って感想エッセーをしたためるリレー連載を2年間続け、このほど『読書離婚を考えた。』という衝撃のタイトルの書籍として発売した。仲良くなるはずの読書リレーは、うまくいかなかったのだろうか。ふたりがこの連載を通じてわかった夫婦にとって大切なこととは、いったいなんだったのでしょうか。 はじめての夫婦仕事はつらかった ――夫婦の相互理解を目的に始まった連載なのに、夫婦仲が悪くなったというのは当ですか。 円城 塔(以下、円城):はい。僕の回のエッセーが掲載された日は明らかにこの人(田辺 青蛙さん)の機嫌が悪くなっていましたね。つらい連載でした。 田辺 青蛙(以下、田辺):イラッとする局面はいろいろありました。やり取

    人気作家夫婦が交互連載で離婚を考えたワケ
  • 20年後に日本が破滅…これは「小説だから」ですむ話なのか(島田 雅彦) @gendai_biz

    『カタストロフ・マニア』は未来の日で、誰もが予測できるような自然災害から文明の破滅へと進んでいく様子とそこでサバイブする弱者とエリートたちの姿を描いた小説だ。来るべきディストピアを見据え警鐘を鳴らす作者の島田雅彦さんに詳しくその内容を伺った。 2036年の文明破滅 ―2036年の東京に致命的な厄災が次々と襲いかかり、文明が滅亡する設定のSFです。 名作『日沈没』をはじめとする文明滅亡ものは、ティーンエイジャーの頃からの愛読書でしたし、格的なSF小説家になった以上は書きたいと考えてきたジャンルです。 SFと銘打つからには、それに恥じない作品を世に出したい。だから、従来の文明滅亡ものの範疇に留まるものなら、書く意味がないと思っていました。 破滅後の状況下で登場人物たちが生存競争に終始するSFは、もはや紋切り型だと私には思えますし、そこを超えようとする意欲がこの作品を書く上で必要でし

    20年後に日本が破滅…これは「小説だから」ですむ話なのか(島田 雅彦) @gendai_biz