日本に数多ある賞の中でも、〈内容の優劣を問わず、タイトルのみのコピー、美しさ、面白さが際立つ書籍を表彰〉するという一風変わった賞が、書籍紹介サイト「新刊.jp」主催の「日本タイトルだけ大賞」だ。 今年1月10日に2013年度の選考会が行われ、その模様は「ニコニコ生放送」で放送された。 これまでの大賞作品は、 2009年『ヘッテルとフエーテル- 本当に残酷なマネー版グリム童話』 2010年『スラムダンク孫子』 2011年『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』 2012年夏の陣『月刊円周率2月号』 2012年『仕事と私どっちが大事なのって言ってくれる彼女も仕事もない。』 というラインナップ。 「日本タイトルだけ大賞」公式サイトを見てみると、受賞作品について講評などは掲載されていない。 タイトルのほか、著者名・出版社といった基本的な情報や、アマゾンへのリンクが貼られているのみ。 「興味があれば、中身は自