「大ピラミッド建造の謎を解く鍵は隠されたスロープにある。」 古くからある世界の7不思議のうち、依然として謎が残るのはギザの大ピラミッドだ。この建造物には平均2.5トンもある石のブロック約2百万個が使われている。完成した当時、481フィート(約147m)の高さだったピラミッドは世界で最も高い建物とされ、わずか44フィート(約13m)上回るリンカン大聖堂がイギリスで造られるまで、その記録は3,800年間破られることがなかった。 大ピラミッドを建造したのは、およそ紀元前2547ー2524年にエジプトを統治したクフ王(ファラオ)であることは有名だ。そしてその工程を監督したのがクフ王の甥、ヘムオン(ヘミウヌ)だったことも知られている。"ファラオの右腕"であり、"王の命じた建造計画を全て指揮"した彼の墓は、ピラミッドに隣接する墓地の中でも最大の大きさだ。 ギザの大ピラミッド そしてその墓が"どのように