iPad mini、Nexus 7、Surface、Kindle Fire HD……。刺激的な製品が多数投入された2012年のタブレット市場だが、業界全体のメガトレンドとしてはゆったりしたものだった。 実は落ち着いた展開だったと言える2012年 「2011年のタブレット端末を冷静に振り返る」という前回の記事から、はや1年が過ぎていることに少しばかり驚きを感じている。最新のデジタル機器トレンドの最先端と思われがちなタブレットデバイスだが、2012年は比較的、平穏な年だったと思うからだ。 「いやいや、Windows 8/RTタブレットだって発売されたし、Nexus 7はワールドワイドで月100万台の売り上げを出してiPadファミリーに次ぐ勢力を着々と作ってるじゃない」と反論されそうだが、個々のソリューションとしてはよい製品、興味深い製品が登場した。そうした意味では、とても刺激的な1年だったが、