来年に東京五輪を控えるU-22日本代表は10月14日、ブラジルのレシフェでU-22ブラジル代表と対戦し、2-3で勝利した。今年6月に行われたトゥーロン国際大会決勝の再戦となった一戦で日本代表が見せた成長、そして課題とは。 トゥーロン国際大会以来の再戦 U-22日本代表にとって今回のU-22ブラジル戦は、リベンジマッチだった。 今年6月に開催されたトゥーロン国際大会で決勝まで勝ち進んだ日本の前に立ちふさがったのが、他でもないブラジルだったのだ。アントニーに先制ゴールを許したものの、小川航基のゴールで追いついた日本は、PK戦の末、“未来のセレソン”に屈した。結果だけを見れば、善戦かもしれない。しかし、そこには実際にピッチに立った者にしかわからない差があった。その試合に3バックの一角として出場していた田中駿汰が振り返る。 「PK戦までもつれたとはいえ、力の差はけっこう感じましたね」 そんなブラジ