悲願のリーグ制覇とルヴァンカップの連覇――。これこそ、獲得タイトル数を4つに増やしたFC東京の新シーズンのミッションだ。その目標を達成するために、浦和レッズとの開幕戦、味の素スタジアムで開催されるルヴァンカップの徳島ヴォルティス戦、リーグ2節のセレッソ大阪戦に勝利し、最高のスタートを切りたい。重要なシーズンの開幕を控え、5月に34歳となる森重真人に今季の決意や自身のキャリアと未来、チームの様子を訊いた。 ――1月4日のルヴァンカップ決勝で勝利し、念願のタイトルを獲得して新シーズンを迎えます。毎年、リーグ優勝を目標に掲げてきましたが、今季は現実味を帯びているというか、心境は異なるものですか? 「どうなんでしょうね……『どうなんでしょうね』って言うくらいなので、心境は例年と変わらないと思います(笑)。ただ、選手寿命もそれほど長くないと感じるなかで……それは個人的な感情なので胸の内にそっと収めて