FC東京−東京ヴェルディというカードが「東京ダービー」として世に認知されるようになったのは、ヴェルディが本拠地を移転した2001年。しかし、その移転に至るまでの経緯や、俗に言う「ヨミウリ」へのアレルギーなど相俟って、トップチームの「東京ダービー」には純粋なローカルライバルとしてだけではなく、幾許かの嫌悪や皮肉が入り混じるものとなっています。しかし、ご存知のとおり練習の拠点がよみうりランド内にあり、登記上の住所は読売クラブ時代からずっと東京都(稲城市)であったため、育成年代においてはトップチームより以前から「東京ダービー」が存在し、小学生時代から顔を合わせる選手たちが時には味方であった時代を経ながらU-18へと進み、こちらは純粋なライバル意識の下で争われるローカルダービーとして、これまで(そして、これからも)鎬を削ってきたと聞きます。だからこそ、毎試合「あいつらだけには、負けられない」という