暑さが本格化してきましたが、炎天下など暑いところに長時間いると頭がボーッとしてきて、頭が働かない、つまらないミスをする、根気がなくなるといった変調をきたします。なぜ人は暑いと頭がボーッとするのでしょうか。 脳の血流量が減少する 「暑さで体温が上昇すると、体にこもった熱を外に逃がして体温を下げようと皮膚の血管が広がります。また、汗をかくために全身を流れる血液の量が減り、血圧が下がり、脳への血液量が減少します。そのため頭がボーッとして十分に働かなくなるのです」と語るのはウェザーニュース気象病顧問アドバイザーで愛知医科大学客員教授・中部大学教授の医師、佐藤純先生です。