池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件をめぐっては、野党の一部から、イスラム国を利しかねない反応が相次いでいる。一方、与党は、政府の人質救出に向けた取り組みを見守っているが、刻一刻と時間だけが過ぎていく現状に焦りもにじませている。(阿比留瑠比、坂井広志) 民主党の細野豪志政調会長は23日、都内で記者団に「政府は人命尊重でやっているということだから、必要な支援は惜しまない」と語った。だが、野党が一致して政府に協力的かといえば必ずしもそうではない。 21日のフェイスブック(FB)で安倍晋三首相の外交・安全保障政策を批判した民主党の徳永エリ参院議員は「イスラム世界の国々は親日でした」と過去形で語るが、日本政府の中東政策に変更があったわけではない。むしろイスラム国の方がイスラム諸国で忌避されているとされる。
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件に関し、民主党の大野元裕参院議員は24日のTBS番組で「人道支援はやるべきだが、やり方、言い方は、悪意で待っている人たちにいい口実を与えた」と語った。安倍晋三首相が事件前の17日にエジプトでイスラム国対策として中東諸国に2億ドルの支援を表明した演説内容やタイミングを問題視した形だ。 さらに、大野氏は「不用意な政府側の発言はアラブの人たちを向こうへ追いやってしまう」とも述べた。具体例として、首相が事件直後に「テロに屈しない」と表明した20日のイスラエルでの記者会見を取り上げ、「イスラエルの国旗がすぐ横にあった」と指摘。その上で「政府が不用意なことをやるときには、われわれはしっかりただしていく」と語った。 自民党の佐藤正久参院議員は同じ番組で「多くのイスラム国家は親日で変わらないが、イスラム国といわれる疑似国家だけが異
民主党の徳永エリ参院議員が21日に自身のフェイスブックで「いくら人道支援とはいえ、資金援助を大々的に記者会見でアピールする、テロ組織を刺激したことは否めないと私は思います」と記し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件に絡んで安倍晋三首相による人道支援表明を批判した。 徳永氏は「イスラム世界の国々は親日でした。日本は戦争をしない国、世界平和への希望の国だったからです」と指摘。さらに「(首相が)なんと言おうが、集団的自衛権の行使容認、憲法改正、武器輸出三原則の変更。国際社会は日本は変わってしまったと受け止めている」とした。 投稿は岡田克也代表が21日午後、記者団に「政府の足を引っ張るようなことになってはいけない」と政府への全面協力を表明した直後に公開された。
人質となった後藤健二さん。昨年の10月24日にシリアのアレッポで撮影された写真 Photo by Ahmed Muhammed Ali/Anadolu Agency/Getty Images) 政府は事件に関する余計な国会答弁は不要 今回のように当事者と国民がインターネットで情報をやり取りすると、間に立つメディアの役割が問われる。 今週は国会がはじまる。会期は6月24日までの150日間だ。 イスラム国による邦人拘束・殺害事件が議論されるだろう。当初、身代金目的とも思われたが、湯川さんが殺害され、身代金ではなく、ヨルダンに拘束されている死刑囚との人質交換と急転回してきた。 24日の真夜中、ネット上で、後藤健二さんと見られる動画がアップされた(その動画はいろいろなサイトで掲載、削除されているが、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=CfTLJ
イラク北部のキルクーク(Kirkuk)と中部ティクリート(Tikrit)の間の橋に立てられたイスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の旗(2014年9月11日撮影)。(c)AFP/JM LOPEZ 【9月23日 AFP】シリアやイラク、アフリカでジャーナリストが誘拐、殺害され、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」とその分派によるプロパガンダのためのおぞましい動画が公開されるなか、私たちAFPも編集倫理の原則を再確認する必要に迫られている。 私たちに突き付けられた課題は、報道する義務と、記者たちの安全を担保することのバランスをどう取るか。さらには暴力のプロパガンダに利用されないように、そして犠牲になった人の威厳も守りながら、過激派が公開する写真や動画をどこまで報じるかという問題だ。
ついに期限の72時間が過ぎてしまった、「イスラム国」による湯川遥菜さんと後藤健二さんを人質にした身代金要求事件。現時点(23日18時)では、官邸はいまだ安否確認をとれていない状態だという。 果たして、2人は解放されるのか。多くの人がこの人質事件に関心を寄せる一方、Twitterではある“祭り”が起こっている。それは、イスラム国がネット上に公開した身代金要求の動画を素材として使い、コラージュした画像を投稿するという「#ISISクソコラグランプリ」というものだ。 「クソコラ」というのは“クソみたいなコラージュ”の略で、近年、Twitterで流行している遊びの一種。今回も、人質事件が発覚した直後からTwitter上にはぞくぞくとコラ画像がアップされるようになった。その内容は、動画に登場するナイフをもった黒づくめの服に身を包んだ男を人質側に、逆に人質を犯人側に置き変えたものや、東京スカイツリーを背
イスラム過激派組織「イスラム国」が日本人2人を拘束してインターネット上に公開した映像を加工し、笑いものにするような「コラ画像」がツイッターで多く出回った。人命がかかっている事態で不謹慎ととらえる人もいる。 海外のメディアも注目した。意外な評価をしたのは、イスラム教の風刺画を巡って「表現の自由」を声高に主張するフランスだった。 「イスラム国をやゆし、人質問題に抗議している」 砂漠を背景に、オレンジ色の服を着せた後藤健二さんと湯川遥菜さんをひざまずかせ、全身黒い服装で固めた男が中央でナイフを手にして英語で身勝手な主張を続ける。「イスラム国」が日本人2人を人質にとり、巨額の身代金を要求した映像を見て、怒りを感じた人は少なくないはずだ。 ところがネット上では、映像の一部を切り取って面白おかしく加工し、画像化する動きが加速した。黒づくめの男が逆に捕らわれているように人物を入れ替えた画像、ナイフをかざ
何故参戦したし 何故か日本のトレンドタグを複数個使い画像を投下 #ISISクソコラグランプリ #日本 #東京 #ズワイガニ #濁点のつかないロボをあげていくタグ #大寒 #エリザベート #クリタワ #フェスS #斉藤仁 #ロドス #Shrinkage 👌😁🍴🔪😏 pic.twitter.com/9GqJGLD2Qo — #ترجمان الجزيرة (@t00_t123) 2015, 1月 21 何故かカレー画像を投下 なぜに三枚目の画像がカレー? “@t00_t123: #ISISクソコラグランプリ #日本 #東京 #ズワイガニ #濁点のつかないロボをあげていくタグ #大寒 #エリザベート #クリタワ #Shrinkage 👌😁🍴🔪😏 pic.twitter.com/lZ5rK5k6ME — 桃 (@peachxxx001) 2015, 1月 21 なぜかキットカッ
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イスラム国に拘束されている湯川春菜さん(右)、後藤健二さん(左)本日22日午後3時、ジャーナリストの常岡浩介さんが記者会見を開き、改めて「ISIS(イスラム国)との対話窓口になると呼びかけたが、外務省や警察からは連絡がない」と発言。「湯川さん、後藤さんを助ける唯一の方法は、ISISと対話することだけなのに、本当に人質を助ける気があるのか?」と疑問を呈した。 常岡さんの発言について、筆者が外務省邦人テロ対策室に問い合わせたところ、「コメントすることはない」(同室)とのことだった。これに先立ち、邦人テロ対策室に、筆者が「政府はISISと直接コンタクトできているのか?」「常岡さんと連絡を取るつもりはあるのか」と問い合わせていたが、いずれも「コメントできない」というものだった。 常岡さんによれば、彼が直接面識のあるISISのオマル・グラバ司令官の上官は、湯川さんら人質の処遇を決める立場にあり、もし
(CNN) オバマ米大統領は10日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(ISIS)」に対して空爆を行う方針を明らかにした。 この組織はもともと、2004年に故アブムサブ・ザルカウィ容疑者がイラクで立ち上げた国際テロ組織アルカイダの分派だった。 ザルカウィ容疑者は06年6月、米軍の攻撃で死亡。後継者となったアブアイユーブ・マスリ指導者はその数カ月後、「イラクのイスラム国(ISI)」の創設を発表する。 ISIは13年4月、シリアのアルカイダ系武装組織である「ヌスラ戦線」を統合した。ヌスラ戦線の指導者アブバクル・バグダディ容疑者は、組織は今後「イラクとレバント(またはシャム)のイスラム国」と呼ばれるようになるだろうと発言。これが現在の、同組織の呼称を巡る混乱のもとになっている。 ISIL オバマ米大統領や国連、一部の報道機関がこの組織を指すのに使っているのが「ISIL」だ。アラビア語名を訳し
Ahmadiyya Muslim Community 日本アハマディア・ムスリム協会 誰も憎まず皆に愛を ホーム ご挨拶 アハマディア・ムスリム協会 イスラム教 日本とアハマディア コラム イスラム教徒の生活 お問い合わせ先 Home » イベント » ISIS(イスラム国)による日本人人質事件に対する日本アハマディアムスリム協会の非難声明 日本アハマディアムスリム協会は、ISIS(イスラム国)による二人の日本人の殺害警告に深い悲しみを表明いたします。 この日本人二人の人質事件は非常に邪悪な行為です。イスラムは本来、「愛」「敬意」「平和」を説いています。ISISによる今回の人質事件は、ISISがイスラムや他の宗教とはほど遠いものであることを露呈しています。 アハマディアムスリム協会はカリフ、ハズラト・ミルザ・マスルール・アハマド師の指導の下、いかなる理由があろうと過激派の存在を否定します。
【画像】 日本人人質の写真を使った多数のクソコラ画像にイスラム国が激怒か 「日本人よ。ずいぶんと楽観的なようだな」 1 名前:影のたけし軍団ρ ★@\(^o^)/:2015/01/21(水) 18:44:15.34 ID:???0.net イスラム国の人質となっている日本人2名が映った動画の画像が多数のコラとして加工され、これにイスラム国関係者も怒っているようだとネットで話題になっています。 人質とイスラム国男性を使ったコラ画像は「#ISISクソコラグランプリ」というハッシュタグを使ってTwitterで多数、拡散しています。 不謹慎なツイートにイスラム国の関係者も怒ったのではないかとされているのがこのアカウントの発言。「ISISクソコラグランプリ」のハッシュタグを使って苦言を呈しています。 日本人よ。ずいぶんと楽観的なようだな。5,800km離れて安全なところにいると思っているためだろう。
インターネット上に公開された映像では、イスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーと見られるナイフを持って覆面をした男が、72時間以内に身代金を支払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると英語で話しています。この映像には、去年拘束された湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる2人がオレンジ色の服を着せられて映っています。この映像の信ぴょう性については、まだ分かっていません。 政府事実関係の確認急ぐ 政府はインターネット上にイスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーとみられるナイフを持って覆面をした男が、72時間以内に身代金を支払わなければ拘束している日本人2人を殺害するとしている映像が公開されたことを受けて、映像を詳細に分析するとともに外交ルートなどを通じて情報を収集するなどして事実関係の確認などを急いでいます。
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