小学生のころ、近所の書店に毎日のように通い、本の面白さを知る。故郷の岐阜市柳ケ瀬には、自由書房という県内最大の書店がありました。アパレル業を営んでいた両親の店の近くで、学校帰りに寄ってツケで本を購入できました。店員とは顔見知りだったし、気に入った本は買うので、立ち読みしても嫌がられませんでした。まず熱中したのが科学マンガです。シリーズの全巻を買って繰り返し読み、内容を全て覚えました。次に伝
【Q】本書を開くと、写真家・薈田純一さんが立花さんのすべての書棚をレーザー墨出し器を用いて精密に撮影した写真によって、立花さんの20万冊の蔵書をそのままに見ることができます。その桁違いの量には圧倒されますが、これだけ多岐にわたる分野の書籍を読み込むには、例えば1つのジャンルの書籍を初級から上級へと段階的に読んでいくといったシステマチックな方法論があるのでしょうか? 【A】私は、「読書論一般」というものは成り立たない、と思っています。 人は皆、子供の頃からの知的経験を積み重ねて現在に至るわけですが、その知的経験というものは、当然個人差を伴います。ですから、読書論が成り立つのだとすれば、それは「その人にとっての読書論」でしかないということです。 私の場合は、システマチックに知識や情報を積み上げていくという読書はあまりしません。というのも、そもそも「自分がどんな情報を欲しているのか」とい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く