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思想とあとで読むに関するlotus3000のブックマーク (27)

  • 『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの - HONZ

    『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの解説 by 西垣 通 2010年代後半に入って、AI(人工知能)ブームの過熱ぶりは凄まじい。とりわけ、 その中核にあるシンギュラリティ(技術的特異点)仮説は、現代のグロテスクな神話と言ってもよいだろう。書『そろそろ、人工知能の真実を話そう』(原題は Le mythe de la Singularité、 2017)は、シンギュラリティが実際に到来するかどうかを冷静に見極めるだけでなく、 その背後にある文化的・宗教的なダイナミックスを、「仮像(pseudomorphose)」という概念にもとづいて容赦なくえぐり出してみせる。きびしい警告の書物である。 だが、著者は決してAI技術自体を否定しているのではない。むしろ、来のAI技術が、 シンギュラリティという怪しげな神

    『そろそろ、人工知能の真実を話そう』シンギュラリティ仮説の背後にうごめくもの - HONZ
  • アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

    紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を

    アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
  • 市民にとっての「正義論」~野間易通さんの「だいたいの正義」論に示唆を得て

    的に自分用のメモ。在野の運動家の示唆を得て、在野法曹が呟いたもの。まさに「実践知」に基づくものですので、「学問」のレベルではありません(笑)。学者・研究者の方々からのご意見、訂正等は歓迎しますが、ネトウヨの「荒らし」には対応させて頂きます。

    市民にとっての「正義論」~野間易通さんの「だいたいの正義」論に示唆を得て
    lotus3000
    lotus3000 2015/11/17
    " ネトウヨと議論していると、彼らの本質は、「国家主義」「尊皇主義」ではなく、実は「絶望した絶対主義者」「ペシミスト」ではないかと感じています。”これは強く感じる。
  • 「きっと何者にもなれないお前たち」のための、あるいは、「負けない」ための、競争論について語ろう(てきとう) -井上義朗『二つの「競争」』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)

    井上義朗『二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想』を読んだ。 隠れた良書である。 是非、一読してほしい。 二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想 (講談社現代新書) 作者:井上 義朗発売日: 2012/09/14メディア: 新書 以下、面白かったところだけ書いていく。 他者との比較を気にしない、昔の「競争論」 完全競争論における経済主体は、自分以外の他人という存在をそもそも意識していませんから、自分と他人の利益を見比べようとする、比較の目線を持っていません (75頁) ある時期まで、競争論の主役は「完全競争論」だった。*1 その競争論というのは、他者との比較を気にしない、という現実の経済活動とは、離れている仮定をしていた。 ワルラスの一般均衡理論とかもそうだが、実際の経済と乖離しているのである。*2 競争論の主役交代 企業の「質」は決して一定不変ではない(略)こうした研究は、完全競

    lotus3000
    lotus3000 2015/09/22
    競争の二つの考えについて。井上義朗『二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想』
  • 小田嶋隆 on Twitter: "他人について、主張の内容よりも主張の仕方が感情的であることの方を問題視する人たちは、自分自身についても、間違った見解を抱いていると思われることよりよりも、冷静さを失っていると思われることを恐れているわけで、だからこそ彼らは、主張することよりは常に冷笑することを選ぶ。"

    他人について、主張の内容よりも主張の仕方が感情的であることの方を問題視する人たちは、自分自身についても、間違った見解を抱いていると思われることよりよりも、冷静さを失っていると思われることを恐れているわけで、だからこそ彼らは、主張することよりは常に冷笑することを選ぶ。

    小田嶋隆 on Twitter: "他人について、主張の内容よりも主張の仕方が感情的であることの方を問題視する人たちは、自分自身についても、間違った見解を抱いていると思われることよりよりも、冷静さを失っていると思われることを恐れているわけで、だからこそ彼らは、主張することよりは常に冷笑することを選ぶ。"
    lotus3000
    lotus3000 2015/09/20
    感情的に知的でありたいと思うとこうなっちゃうよね。
  • リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠璃の「スリーパーセル」発言から考える議論の方法 | Football is the weapon of the future

    安保法制を巡って、その反対派が国会議事堂前でデモを行いました。過去最大規模だそうです。 その数は主催者発表で10万人超。警察発表では3万人だそうですが、この手の数字を警察が控えめに発表するのはいつものことですから、10万人は超えていなくともこれよりは多かったでしょう。 さて、数字の大小はともかくも、このデモの結論は明らかです。 この法案は可決されます。間違いありません。 そして、このことは国会議事堂前に集まったすべての人は皆知っているはずです。 この類のデモというのは基的に議会制民主主義の中では最初から敗北しています。法案を提出した自民党が議席の絶対多数をもっているのですから当たり前です。そしてそれでもやるというのは「敗北主義」です。 ここでいう敗北主義とは、負けるとわかっていてもやらねばならないという態度のことです。なぜならばそれが次につながるからです。そうすると、この敗北主義というの

    リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠璃の「スリーパーセル」発言から考える議論の方法 | Football is the weapon of the future
  • 反知性主義2:森本『反知性主義』:ホフスタッターの当事者意識や切実さはないが概説書としてはOK - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    おちゃらけ (承前) まずは少しおちゃらけから。 前回の反知性主義話を書いた直後に、斉藤環が次のようなツイートをした。 あ〜また誤解する人が出てきたので注釈しときますとですね、僕が「反知性主義」と呼んでいるのは「バカ」の上品な言い換えとかじゃなくて、「地アタマだけは良い連中の実学志向&人文知軽視」のことですんで誤解なきよう。— 斎藤環 3.15発売「まんが やってみたくなるオープンダイアローグ 」 (医学書院) (@pentaxxx) August 21, 2015 さて、8月21日にこのツイートが出てきて、しかもその中で「僕が「反知性主義」と呼んでいるのは「バカ」の上品な言い換えとかじゃなく」と述べているのは、おそらくぼくの前回 (8月20日)の記述を意識したものだと思う。そうであるにせよないにせよ、ぼくはこういう参照先を明記しないでほのめかしで済ませるやり方は、とても低級な知的堕落だと

    反知性主義2:森本『反知性主義』:ホフスタッターの当事者意識や切実さはないが概説書としてはOK - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 地理テストで「支那」「南朝鮮」と回答、「君が代」唱和を要求……教員を悩ます“ネトウヨ中学生”が増加中!?

    地理テストで「支那」「南朝鮮」と回答、「君が代」唱和を要求……教員を悩ます“ネトウヨ中学生”が増加中!? 昨年12月、県立高校に通う男子生徒が、地理の試験で「中国」を「支那」と書いたら不正解になったとTwitterで公表。ネット上で物議を醸した。 この生徒は、支那ソバや支那竹、東シナ海といった表記が一般に使用されており、中国英語表記でも「China」であることなどから、採点者の教員に抗議。しかし教員は、「『支那』は差別用語に当たる」として、採点を訂正しなかったようだ。 しかし、さらに若い世代にも同様の主張を展開する者たちがいる。神奈川県の公立中学校で、社会科を教える男子教員(44歳)は話す。 「中学校2年生のクラスで行った社会科地理のテストで、『中国』と答えるべき設問にやはり『支那』と回答していた生徒がいたのは昨年末のこと。採点済みの答案用紙を返すと、彼は『中国とは中華民国のこと』と教室

    地理テストで「支那」「南朝鮮」と回答、「君が代」唱和を要求……教員を悩ます“ネトウヨ中学生”が増加中!?
    lotus3000
    lotus3000 2015/08/12
    これの脱却点が見えればいいんだが。その種の黒歴史があるなあ。しかし前の世代と違って現在の子は卒業したとしてもその間にした差別が残っちまうのがつらい。
  • 国会前抗議で中核派を排除するSEALDs #本当に止める

    シナトラ・ベイシー @SINATRA_BASIE 「そしてなによりなにより、このデモのために 沿道でたってくださる警察のみなさん当にありがとうございます。」法政大3年、山田和花さん。さあ、この挑戦状、文連はどう受けて立つのか? @Serpent_Rouge 2015-07-21 15:06:33 リンク YouTube 2015.07.24国会前で全学連を排除するSEALDs防衛隊 7月24日の国会前抗議行動で、全学連のビラまきをSEALDs防衛隊が暴力的に妨害し排除しました。 SEALDsの「民主主義って何だ」の答えがこれです。 2 users 3833

    国会前抗議で中核派を排除するSEALDs #本当に止める
  • 「空虚な幻想」から目を覚ますために――オウム真理教事件の根底にあるもの/大田俊寛氏インタビュー - SYNODOS

    思想というのは来的に、一般の人が理解しているよりも、はるかに危険なものです。――思想はどのように裁けるだろうか。オウム真理教の根底にあるものを探る。(聞き手・構成/山菜々子) ※記事は「αシノドス」2014年5月号からの転載となります。 ――今回は、ご寄稿いただいた『オウム真理教事件の真の犯人は「思想」だった』をもとに、お話を伺いたいと思います。拝読すると、思想の罪を問うことのむずかしさを感じてしまいました。 記事のなかでも触れたように、日の現在の司法制度では、思想に対する罪を問うことができません。しかし歴史を振り返ってみると、「危険思想」と見なされたものには、制裁や弾圧を加えられるのが、むしろ常態でした。 私はもともと、「グノーシス主義」という初期キリスト教の異端思想を研究していました。またその過程で、キリスト教の歴史における正統と異端の関係全般についても学んでいきました。私は当

    「空虚な幻想」から目を覚ますために――オウム真理教事件の根底にあるもの/大田俊寛氏インタビュー - SYNODOS
  • ララビアータ:三島由紀夫『絹と明察』 - livedoor Blog(ブログ)

    いただいたコメントがきっかけで、『絹と明察』を読んでみた。 今回読んでみて、三島由紀夫の精神構造について気づくことがあったので、記しておきたい。 『絹と明察』は、周知のように1954年の近江絹糸の労働争議に材料をとった一種の経済小説である。会社はすべて家族であるという前時代的家族的経営を信条とする社長の駒沢善次郎のキャラクターが、ユーモラスと言うより辛辣に描き出されている。対するに、政財界にフィクサーとして活躍する知識人岡野。この男は、戦前は「聖戦哲学研究所」という右翼団体の一員であったが、戦後はちゃっかりその人脈を使って、巧みに世の中を泳ぎ渡る人物である。 家族的経営のイデオロギーに染まっていた社員たちは、他社に比べて劣悪な雇用条件にも甘んじているが、ちょっとしたきっかけでストライキに突入していく。岡野が偶然出会った青年工員大槻とその恋人弘子のカップルを、社長の駒沢に紹介する。そこで、社

  • 各国の哲学者・思想家で打線組んだ|Colorless Green Histories

    ギリシャ・ドイツ・フランス・イギリス・アメリカ・インド・中国・日の主要な哲学者や思想家で野球チームを作ってみたとしたらどうなるかについて。 注意書き これは単なるネタなので、真面目に信じないように。 ギリシャ 1(右)ピタゴラス 2(遊)アリストテレス 3(一)プラトン 4(二)ソクラテス 5(左)ヘラクレイトス 6(三)キティオンのゼノン 7(中)アナクシマンドロス 8(捕)パルメニデス 9(投)エレアのゼノン 2番アリストテレスから4番ソクラテスまでの三大哲学者は最強の打線。控え選手も豊富だ。ピッチャーのエレアのゼノンは、止まる矢に着想を得た止まるボールという魔球を投げる。6番キティオンのゼノンはストイックな姿勢が特徴。 アテネの学堂に集まったギリシャチームのメンバー。 ドイツ ニーチェ 1(左)マルクス 2(遊)ライプニッツ 3(一)カント 4(二)ヘーゲル 5(中)フッサール 6

    各国の哲学者・思想家で打線組んだ|Colorless Green Histories
    lotus3000
    lotus3000 2015/05/14
    メリケン強打者多いと思ったら意外と守備がうまいチームなのね。/なお日蓮はコーチとして弟子内の内ゲバが激しい。荻生徂徠は確実に入るなあ。
  • 「右傾化」は「左傾化」とともに。 - European Politics. On the Weblog.

    4月11日の朝日新聞(朝刊)で掲載された「右傾化」についてのインタビューに刺激されたわけではありませんが、「右傾化」を論じる場合は、国を問わず、中々に難しいものがあるようです。 (ちなみにさやわかさんの議論のするどさに驚嘆しました) 私のフィールドのフランスの事例でいうと、極右・国民戦線の台頭などもあり、やはり2000年代に入ってから「右傾化(droitisation)」の議論がされてきました。確かに社会が「ぎすぎす」してきて、治安や安全保障についての争点が訴求力を持ってきたという意味で日と似ているのですが、他方ではかなり綿密な意識調査をしてみると、異文化や他者への寛容度はむしろ高まっているというようなデータもあり(こうしたデータは上のインタビューでも指摘されています)、中々まとまったことは言えないというのが相場になっています。アメリカでも、マイノリティに対する寛容度が高まる一方、政治

    「右傾化」は「左傾化」とともに。 - European Politics. On the Weblog.
  • ララビアータ:稲葉振一郎氏への応答 - livedoor Blog(ブログ)

    稲葉さま 貴方のコメントは、貴方ご自身のブログに掲載されたものであり、わたくしへの私信ではなかったと思ひます。それゆゑ、わたくしがそれに応答しなかったことが礼節にもとるものとは思はれません。むしろ、他人のブログに出向いて行って応答を展開するのがご当人に迷惑なのではないかと忖度して遠慮してゐただけです。(もちろん、貴方がわたくしのブログにご訪問くださり、ご批判を頂戴することは、わたくしにとって迷惑などではありません。むしろありがたいことであるのは言ふまでもありません。)ご批判が周到な理解に裏付けられたものであり、応答が実りあるものになりさうな場合は、公開の場で反批判を組み立てるのも面白いかとは思ひますが、あなたのご批判は、もともとわたくしの問題意識を理解もせず、低次元の憶測に基づいてなされてゐるだけですから、応答には値しないと思ってゐたのです。それにもかかはらず、いけしゃあしゃあといっぱしの

  • 芸術崇拝と表現規制(敗北追記あり - 地下生活者の手遊び

    ツィッターで連続ツィートするくらいなら、粗くても短くてもブログに書こうという方針にしたので、思いつきをさらりと。 承前 ベイマックスの「政治的正しさ」とクールジャパン - Togetter 『ベイマックス』を見て日のクリエイティブは完全に死んだと思った 日においては、「表現の自由」という名目で差別表現が正当化されることが多いってのはまあ確かにソノトオリなんだと思いますにゃー。じゃあだからといって、表現の自由を理由に差別表現をも許容する人たちをただちに差別主義者といってしまってよいかというと、これはそんなに簡単な話ではにゃーとは思うのですにゃ。 絶版になっちゃってて手に入れにくい(あっても古クソ高い)のでリンクしにゃーけど「芸術崇拝の思想―政教分離とヨーロッパの新しい神: 松宮 秀治」という書籍を以前に友人から借りて読んだことがありますにゃ。 刺激的な議論を展開しているので、ウェブ上に

    芸術崇拝と表現規制(敗北追記あり - 地下生活者の手遊び
    lotus3000
    lotus3000 2015/01/12
    これの補足で伊藤整あたりを読むとさらに厄介なことになる。
  • ステークホルダー民主主義とクローニー資本主義 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    駒崎さんをめぐる騒ぎで、も一つ重要な一言ツイートがこれ。 https://twitter.com/bn2islander/status/531262293359603713 縁故資主義と仰っている方々とは、つまりステークホルダー型民主主義に反発している方々なのではないか、と言う主張でした ステークホルダー民主主義を否定する人々のロジックについては、5年前に出した『新しい労働社会』の第4章で、こう述べました。 5 ステークホルダー民主主義の確立 三者構成原則への攻撃 いささか皮肉なことに、日解雇の自由を唱える論者は、デンマークのようにマクロな労使関係を中心に国の政治を運営していくことに共感するどころか、労働者の利害を代表する労働組合を労働立法などの政策決定過程から排除することに大変熱心なようです。 これを見事に示したのが、2007年5月に内閣府の規制改革会議労働タスクフォースが公表した

    ステークホルダー民主主義とクローニー資本主義 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 小池隆太氏は『「知」の欺瞞』を読んだのか?

    小池隆太氏は『「知」の欺瞞』を読んだのか? 小池隆太氏の「ニセ・クリティーク: 5. 『知の欺瞞』の欺瞞」へのコメント 2001年5月3日微更新 (2001年4月30日公開) ★『「知」の欺瞞』は大学新入生におすすめ!★ 小池隆太氏は『「知」の欺瞞』を当に読んだんでしょうかね? 自分自身が『「知」の欺瞞』のターゲットになっていると自覚してしまった方がどのようになってしまうかの典型例に興味のある方は「ニセ・クリティーク: 5. 『知の欺瞞』の欺瞞」を読むと良い。 1971年京都市生まれの小池隆太氏による「『知の欺瞞』の欺瞞」は2000年9月5日に公開されました。菊池誠さんの書評にある『「知」の欺瞞』は『トンデモの世界』説への反応から始まってますが、公開された当初は菊池書評への言及がありませんでした。しばらくして、同じ大学内にいる菊池さん人からメールが届いたので、あわてて言い訳とリンクを

  • ヘイトスピーチと「傷つきやすさ」の社会学/塩原良和 - SYNODOS

    2000年代後半以降の日社会では、いわゆる「ネット右翼」や「行動する保守」などと呼ばれる人々による、外国人住民をはじめとする民族的・社会的マイノリティ(*1)に対する攻撃的な言動が注目を集めるようになった(板垣2013; 安田2012; 前田2010a; 高・雨宮2013)。それにともない、「ヘイトスピーチ」という概念への関心も改めて高まっている。 (*1)稿では「マイノリティ」を、ある社会においてネガティブだとされている差異(マイノリティ性)を有しているがゆえに不利な立場に置かれた人々と定義する。なお稿では、近年の日において急速に顕在化してきた、外国人住民をはじめとするエスニック(人種・民族的)・マイノリティへのヘイトスピーチを主な検討対象とするが、それ以外の社会的マイノリティへのヘイトスピーチについてもあてはまる分析については、「エスニック・マイノリティ」ではなく「マイノリティ

    ヘイトスピーチと「傷つきやすさ」の社会学/塩原良和 - SYNODOS
  • SYNODOS JOURNAL : 生き延びるための「障害」――「苦しみ」の行き場がない社会 ―― 荒井裕樹

    2012/6/19:0 生き延びるための「障害」――「苦しみ」の行き場がない社会 ―― 荒井裕樹 1 「苦しいこと」と「苦しみ」の違い 昨年(2011年)秋、5日間という短い会期ながらも、静かに熱い、不思議な感動に包まれたアート展が開催されていた。東京精神科病院協会が主催する「心のアート展」である。このアート展は、都内の私立の精神科病院に入院・通院する人々が、主に病院内で制作したアート作品を集めた展覧会である。 近年では、精神科医療の臨床現場でも、治療の一環としてアート活動を採りいれることが広がりつつあり、「アートセラピー」という言葉も珍しくなくなってきている。ただし、病院内でのアート活動はあくまで医療行為の一環であり、生み出された制作物もいわゆる「作品」ではなく、院外に持ち出されることは基的にはない。場合によっては表現者の心のナイーブな部分に触れる自己表現を、不特定多数の人目に触れる公

  • 「承認欲求」をめぐる混乱はなぜ生じたのか?:「承認」概念の三つの起源 - 長椅子と本棚2

    「承認」の起源という問題 以前に、日のインターネットでよく言及される「承認欲求」という言葉がかなり多義的に用いられているということを、実際の使用例を見ながら論じました。 ホッテントリで振り返る、「承認欲求」論の歴史(06~08年) - 長椅子と棚 上の記事では実際のネットスラングとしての使用例だけをまとめましたが、「承認」という言葉はネットでの用法にとどまらない背景を背負っています。そこで、今回は少し切り口を変えて、「承認」という概念の出自から、この概念がなぜこんなにも混乱した仕方で用いられているのかを考えてみます。 さて、「承認」という言葉の出自はどこに求められるでしょうか。現代の日で最もよく知られているのはA. マズローが用いたesteemという概念でしょう。「承認」についてまとまった連載記事を最近投稿していた「シロクマの屑籠」のid:p_shirokuma氏は、次のように書いて

    「承認欲求」をめぐる混乱はなぜ生じたのか?:「承認」概念の三つの起源 - 長椅子と本棚2