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社会と歴史とシステムに関するlotus3000のブックマーク (3)

  • 幻影の構成 - 書物の帝国 Annex

    眉村卓『幻影の構成』(ハルキ文庫) 『幻影の構成』にはハヤカワ文庫JA版、角川文庫版などいくつかのバージョンがあるが、最後に出たハルキ文庫版を読む。発表された当初の時代背景や問題認識とは異なり、現代のコンテクストで読み直せるSFである。小説はイミジェックスというシステムによってコントロールされている世界の中で、制度(システム)と個、個と管理体制の在り方についての物語として読むことができる。過去眉村作品をいくつか読んできたが、書はイミジェックスによる広告やシグナルによって偏向させられた消費者たちが、欲望の赴くままに自分の予算制約を考えないまま(借金をして)過剰な消費活動を行っている。つまり独占企業群によるサブリミナルによる強制需要喚起メカニズムにより、第八都市の中で人々はイミジェックスによってコントロールされている世界である。そんな中、一般市民だった主人公のラグ・サードは強靭な意志により

    幻影の構成 - 書物の帝国 Annex
    lotus3000
    lotus3000 2014/10/27
    眉村卓「幻影の構成」の書評。前読んだ時には、眉村卓の経済学的知見がここまで隠されているとは思わなかった。
  • これまで年号表記をめぐって争ってきたのはキリスト者の側だった - Danas je lep dan.

    滋賀県の大学をめぐって次のような訴訟が提起されました。 滋賀県立大(彦根市)を卒業した女性と父親が「西暦表記の卒業証書はキリスト教の暦を強制するもので、信教の自由を保障した憲法に違反する」として、大学などを相手取り、元号で再交付するよう求める訴訟を19日、東京地裁に起こした。 訴状によると親子は仏教と神道を信仰。3月に卒業した際、発行日と生年月日を西暦で書いた卒業証書を渡され、父親が元号表記で再交付するよう大学に頼んだが、断られた。「キリスト教の暦を強制、西暦表記の卒業証は違憲」 滋賀で父子が提訴 - MSN産経ニュース トンデモ訴訟だとお思いの方が多いみたいですけど,まったく同じ訴訟は既に類例があるんですよね。なお、大阪地裁は1994年、大阪府豊中市で卒業証書への西暦表記を巡って争われた日人の中学卒業生の裁判で、卒業証書発行の権限は校長にあり、西暦、元号どちらでも違法ではないとの判決を

  • 「孫の代までの仕事」が10年で消えたケース - reponの忘備録

    「グローバル化」はジャーゴンではなく、具体的な物質的根拠と客観的なシステムを持っています。 そのひとつが、「コンテナ」です。 以下、「コンテナ」にまつわる、今もなお色褪せない話をします。 「沖仲仕」という仕事があります*1。 この言葉自体は「差別用語」だということで、もっぱら「港湾労働者」といいますが。 要は、港で、輸送船の荷物の積み替えをする、「荷揚げ労働者」の人達のことです。 1950年代当初、沖仲仕に従事する力自慢の男たちは、ニューヨークで5万1千人以上、ロンドンでも5万人以上いたらしいです。 こういうイメージ 波止場 コレクターズ・エディション [DVD] マーロン・ブランドAmazon日活100周年邦画クラシック GREAT20 赤い波止場 HDリマスター版 [DVD] 石原裕次郎Amazon犯罪も絶えない。 ところが、1976年には、港湾労働者の数は7割減、その仕事の内容もすっ

    「孫の代までの仕事」が10年で消えたケース - reponの忘備録
    lotus3000
    lotus3000 2012/11/06
    イノベーションと社会保障をどう組み合わせるかが問われるよね。かつての社会主義はそれの結合に失敗した部分もある。
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