写真付きで日々の思考の記録をつれづれなるままに書き綴るブログを開始いたします。読む人がいてもいなくても、それなりに書くぞ A.老子の言葉から 名言だとか格言だとかを有難がる人がいる。確かにわれわれは日常経験を抽象化したり、的確に言語化したりする能力には長けていない。何かを正確に述べようとすると、だらだらと長ったらしくなる。数式や記号なら余計なものは削ぎ落として、核心の関係だけを表現できるのだが、言葉というものはいろいろな観念の装飾を帯びている。しかしそれゆえに人の心に訴える感情の励起作用がある。漢文という書き言葉は、その点でとてもシンプルにできているから、時間や空間的制約を希薄化する効果があると思う。 「聞いたことは忘れる。見たことは覚える。体験したことは理解する」。 新聞のコラムにあった老子の言葉だというが、出典が確認できない。老子といえば「上善如水」上善は水の如し、とか「絶学無憂」学を