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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (7)

  • 70年代は変な時代だった - たけくまメモ

    えと、以下書いた文章はおとといアップした「まんがエリートとおたくの間に(2)」のために書いた文章から、筋から逸脱して長くなるのでカットした部分です。でも読み返したら、これはこれで発表する価値はあるかも、と思い直しました。筋の「おたく」話からは離れているんですが、俺が中学から高校時代を過ごした70年代って、こういう時代だったよなあというあくまで俺の印象であります。補遺エントリとしてお読みください。 ◆ 昔ライターの山崎浩一さんと話したとき、山崎さん(俺より6歳上。世代的にはサブカル=プレおたく世代に入る)が「73年くらいまでは60年代なんだよ」という話を俺にしたことがあるんですね。これはつまり、70年代に入ってからもけっこう長い間60年代的な意識をみんなで引きずっていて、それがだいたい73年で終わったということです。俺は子供だったけど、山崎さんはもう高校から大学くらいだから「政治からサブ

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    lotus3000 2014/09/22
    この時代がターニングポイントだと思うからチェック。ただ地方ではのタイムスパンはあったし、そこらへんも含めて考えたいなあ。
  • 川内康範先生の想い出(2): たけくまメモ

    ←インタビュー中、赤田祐一編集長が撮影した川内先生(QJ創刊2号) QJ川内インタビューのある意味での白眉は、戦時中先生が徴兵されて海軍に入ったあたりの話ですが、ここで先生は決定的な体験をします。そこは最近「森進一が怯える川内康範の知られざる履歴書」という記事を載せた「週刊新潮」ですら遠慮して書かなかった部分で、先生の秘書から「私も初めて聞きました」とまで言われた重要な話なのですが、先生が戦後、玉砕した英霊たちの遺骨収集活動に邁進され「憂国の士」となったきっかけとして、非常に納得できる話でした。 ずるいようですが、詳細はこの秋再刊される文庫にゆずります。まあごく簡単に書くなら、先生には「病気除隊」して自分だけが生き残り、多くの戦友が死んだことに対する後ろめたさというか、贖罪意識があるわけです。その話をされたとき、先生は声をつまらせ、ふりしぼるように「俺は卑怯者だ!」と慟哭されたことが昨日

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    lotus3000 2014/09/21
    竹中労と川内康範、ある古い日本人の記録。ヒーローは”正義の味方”であって正義そのものではない。
  • 田中圭一制作総指揮のマンガ作成ソフト、なし崩しで情報公開へ!: たけくまメモ

    先日の精華大学での講演で当日参加者のみに限定公開された田中圭一氏企画・制作総指揮によるマンガ作成ソフト「コミックシーケンサー コミPo!」ですが、正式なマスコミ公開は15日に予定されています。ところが昨日、関係者限定で公開されたコミPo!のデモサイトのURLが、伊藤ガビン氏によってツイッターに流出、これを村上隆氏がリツイートしたことから、あっという間にネットで話題になり、なんと田中氏が勤務するウェブテクノロジ社のサーバーが落ちる事態となりました。 田中氏とウェブテクノロジ社は、急遽情報を解禁することとし、公式サイトおよびデモムービーを載せたYOUTUBEのURLを公開することにしました。「たけくまメモ」でも公開してよろしい」との許可が出ましたので、予定より10日ほど早く公開することにします。百聞は一見にしかずで、下のデモ映像をご覧ください。 http://comipo.jp/ ↑コミPo解

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    lotus3000 2010/10/06
  • 【篦棒な人々 3】「正義の味方」川内康範・抜粋: たけくまメモ

    『独学に勝る勉強はない』がうっかりシリーズ化してしまいましたが、ここで12月5日発売『篦棒(ベラボー)な人々』[河出文庫 ](予約受付中)の告知もさせてください。康芳夫氏・石原豪人先生と来まして今回ご紹介するのは「月光仮面」「レインボーマン」そして今年になって弟子の森進一を破門して話題になりました「おふくろさん」の作詩家である川内康範先生インタビューからの抜粋であります。川内先生は、詩人・作家・脚家という文学者としての側面の他に、民族派運動家・自民党歴代総裁の私設政策顧問・政治評論家にして芸能界・裏社会にも通じるコワモテの人という側面があります。 今年の春先の「おふくろさん騒動」のとき、俺は先生の思い出についてエントリを立てました。そちらも併せてお読みください。 ▼川内康範先生の想い出(1~2) http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/03

  • 【篦棒な人々 2】「元祖やおい」石原豪人・抜粋: たけくまメモ

    12月5日発売の河出文庫「篦棒な人々」二人目は、挿絵画家の石原豪人先生であります。俺の世代には、60年代の少年マガジン巻頭グラビア、特に大友昌司の「怪獣図鑑」のイラストレーターとして有名であります。しかし豪人先生、少年雑誌ばかりでなく少女雑誌・芸能雑誌・大衆小説誌を中心に絵を膨大に描きまくり、70年代以降はSM雑誌・ゲイ雑誌にも精力的に作品を発表されるなど、亡くなられる直前まで「生涯現役」でした。 俺も晩年の先生と何度か仕事させていただきましたが、絵に衰えがなく、感激したのを覚えています。それで高田馬場にあった仕事場にお邪魔すると、先生、台所から妖しげな強壮剤(豪人ドリンクと俺が命名)を出してきて、いきなりエロ話をされるのが常でした。エロ話を得意とする老人は多いですが、豪人先生のはエロ話と「超現実的な話」が混在しており、この世のものとは思えない面白さでした。この経験があったので、QJインタ

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    lotus3000 2010/09/14
  • 「紙の本」の将来: たけくまメモ

    先日の「それでも出版社が『生き残る』としたら」は結構な反響を呼びました。前回は電子出版時代における出版社(および編集者)は、どのような形で残るだろうかということを考えましたが、今回は「紙のの将来」について考えたいと思います。 先日のエントリにはいくつかの疑問やご批判も寄せられていましたが、今回の「補足」エントリの反応とあわせて、後日まとめて「総括」エントリを書きたいと思います。 ●可能性1 紙のは「美術工芸品」として生き残るのではないか 電子出版は今後大発展を遂げると思うのですが、物理的存在としての紙のが完全に消滅するということは、さすがにないと思います。紙のは長い歴史の中で、形態として完成したコンテナー(コンテンツの容器)だと思いますので、その視認性のよさや再生装置が不要であることなど、電子出版に比しての優位性はまだあります。 また、電子出版ではどうしても画面の大きさに制約があり

  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

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