ロシア上院は、日本の漁船も操業しているロシアの排他的経済水域でのサケとマスの流し網漁を来年から禁止する法案を24日にも可決する可能性が高く、このまま成立した場合、漁の継続を求めている日本との関係に影響が出ることが懸念されています。 この法案には、プーチン大統領に近いマトビエンコ上院議長も支持する考えを示していることなどから、上院も可決する可能性が高く、その後、プーチン大統領が署名すれば法案は成立することになります。 日本政府は漁の継続を求めていますが、ロシアの一部の議員は、法案の成立はウクライナ情勢を巡りロシアへの制裁を続ける日本への対抗措置だと位置づけていて、両国の関係に影響が出ることが懸念されています。 ロシアの排他的経済水域での流し網漁は、毎年行われる日本とロシアの政府間協議に基づき、日本の漁船も一定の料金を支払って操業しています。ことしの協議は、今月11日に妥結しましたが、妥結の時