南シナ海・南沙諸島(スプラトリー諸島)のエルダド礁。米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズ提供(2022年11月4日撮影)。(c)AFP PHOTO/Satellite image ©2022 Maxar Technologies 【12月21日 AFP】フィリピン外務省は21日、係争海域となっている南シナ海(South China Sea)にある無人の岩礁などで中国が埋め立て作業を始めたとの報道を受け、「深刻な懸念」を表明した。 米ブルームバーグ(Bloomberg)は20日、米政府関係者から入手した画像に基づき、南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)周辺に新たな土地が出現したと報じた。南シナ海では近年、掘削機を積んで航行する中国船が目撃されている。 比外務省は、「中国のこういった活動は、南シナ海に関する行動宣言と(同海での中国の領有権主張を否定した)2016年の仲