山田氏は、創業した企業を上場させるなど実業界で実績をあげた後、2012年に参院議員に繰り上げ当選。マンガ・アニメの表現規制への反対を訴え、児童ポルノ禁止法改正によるマンガ規制や著作権法の非親告罪化などに反対。コミケ会場で街頭演説するなど、オタク層と親和性の高い政治活動を行ってきた。 今回の参院選では、事務所を東京・秋葉原に置き、自身の支持を呼び掛けるツイートが簡単にできるツールをWebサイトで公開するなど、ネットもフル活用して臨んだ。オタク層のネットユーザーも呼応し、Twitterやブログで山田氏支持を呼び掛ける声が高まるなど、注目が集まっていた。 だが、再選には至らなかった。11日午前11時時点のNHKの開票速報によると、山田氏は約29万票を獲得。新党改革の全国比例から出馬した候補では、2位の荒井広幸・同党代表の4倍を超えるトップの票数を得たものの、同党が議席を獲得できず、落選した。 表