オトトイ、共立電子産業、サエクコマース、ティアック、トップウィングサイバーサウンドグループ、バリュートレード、ブライトーン、ラックスマンなど国内オーディオメーカー8社は2月28日、“ワンボードオーディオ・コンソーシアム”の設立に合意した。年央をめどに、一般社団法人化する計画だ。 ラズパイを使った新しいPCオーディオを提案 ワンボードオーディオとは、Raspberry Piに代表される“ワンボードコンピューター”を利用し、PCオーディオに匹敵する機能を実現していくもの。 Raspberry Piは、小型のサイズで価格も5000円程度と安価だが、Linux OSが動作する。このため各種コーデックの利用や、Roonのようなハイレゾ音源/定額ストリーミングサービス対応の音楽再生ソフトも利用できる。ハード面では、USBやmicroSDカードスロットを持つほか、I2Sバスから最大384kHz/24bi
さて、今回は「OS X El Capitan」について。言わずとしれたOS Xの最新バージョンであり、初代Cheetahから数え12代目、14年半という歴史を重ねたOSだ。開発の先端はiPhoneなどモバイル分野へ移行し、かつてほど変化の幅は感じられないものの、しっかり見れば進化の跡はそこかしこに存在する。当コラムらしく、CUIの世界から眺めたその変化の様子をお届けしよう。 rootlessモードの導入 El Capitanでは、スーパーユーザ(root)の機能が制限される。正確にいえば、新たに導入された「System Integrity Protection」と呼ばれる機構により、UNIX系OSでは伝統的にあらゆる処理が許可されるroot -- OS Xの場合、sudoersで許可されたユーザを含む -- から一部の権限を奪うというもの。具体的には、/usr以下など特定領域へのファイルの
ラズパイで動画を再生するには いきなりで恐縮だが、Macをビデオプレーヤーとして活用しているだろうか? Super DriveがMacから消えたいま、DVDなど光学ディスクを再生するではなし、せいぜいYouTubeを眺めるか、HuluやNetflixといったVODサービスを利用するかだろう。 思うに、動画鑑賞をMacで済ませるのは惜しい。ふだん利用している機種がMacBook Air 11インチということもあるが、たとえYouTubeでも小さな画面では満足を得られない。YouTubeで鑑賞するのはもっぱら音楽PVだが、書斎に鎮座する40インチのモニタ兼用テレビで見たほうが映像に迫力はあるし、それなりに整えたオーディオシステムがあるので音もいい。Macで行うとしたら、目当ての曲がYouTubeにあるかどうかのチェック程度だ。 これを"Appleの文法"で解くとすれば、AirPlayを使うとい
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 Appleとオープンソースの「切っても切れない関係」 Appleは「OS X」というシステムを余念なく改良・進化させてきた。コア部分を旧来のものからMachカーネル/BSD UNIXに一新するという大手術にとどまらず、Jaguar(v10.2)のときスーパーサービスを「xinetd」に変更、その後Tiger(v10.4)で独自開発の「launchd」に置き換えるなど、パフォーマンスに大きく作用しないUNIXとしての基礎部分にも躊躇なくメスを入れてきた。
Yosemiteの次、「El Capitan」の足音が迫りつつある今日この頃。開発者版/Public Beta版に手を出すのもいいが、趣味でOS Xを使うのならば、正式リリースまで他ジャンルを見て見聞を拡げてもいいのでは……というわけで、趣向を変え「OS XとRaspberry Pi」というテーマで迫ってみたい。 いろいろ遊べる「ラズパイ」はTerminal好きに超おすすめ このご時世、発売から数カ月で100万台以上を売り上げたコンピュータがある。Macの456万台(2015年4月期)と比べれば大したことはない数字に思えるかもしれないが、2012年に誕生したばかりのプラットフォームであること、販売は基板のみというスパルタンな外見であることを踏まえれば、大健闘であることがわかるはず。ご明察、カードサイズのワンボード・コンピュータ「Raspberry Pi(通称:ラズパイ)」だ。 Raspbe
iPhone 6やiPhone 6が値上がりしましたね! オンラインのApple Storeでの価格(SIMフリー版)ですが、通信キャリアに卸す仕切り価格の見直しも避けられないのではないでしょうか。それはともかく、為替レートの変動による価格の見直しだとすると、近いうちにアプリ価格も見直されるのでは……買うか買わぬか迷っているアプリは、早々に購入しておいたほうがよさそうです。 さて、今回は「lsappinfo」について。Mavericksのときに登場した一種のアプリケーション管理ツールだが、「CoreApplicationServices」のフロントエンドとでも表現したほうが正確かもしれない。このコマンドを使えば、漫然と起動していたアプリケーションが変わって見えるかもしれない。 「lsappinfo」でできること Xcode付属の開発ツールを使わずに起動中のアプリケーションに関する情報を手に
Yosemiteシリーズ第2弾となる今回は「Widget Simulator」について。開発者以外にはほとんど知られていない(はず)のツールだが、なかなかどうして、一般ユーザでも工夫次第では便利に使える。 「ウィジェット」から「ウィジェット」へ Widget Simulatorの使いかたを紹介する前に、OS X Yosemiteにおける「ウィジェット」の存在についてまとめておこう。 まずは「ウィジェット」の定義について。従来OS Xで「ウィジェット」といえば、Dashboard上で動作するHTMLとJavaScriptで記述されたWEBアプリを指すが、有り体に言えばTiger(v10.4)の登場以来"冴えない"状況が続いている。Appleは自社サイト上に「Dashboard ウィジェット」なる配布ページを用意し、フォローする様子を見せているが、正直盛り上がりに欠ける。そのページにあるウィジ
WatchKitが公開されました(関連記事)! Apple Watchは、ここ数年ご無沙汰だった「新型デバイス」なだけに、なにができるか/つくれるか興味津々だった向きも多いはず。これで多少は先を見通せるようになったわけですが、そうなると気になるのが本体の発売時期……そこで思い出されるのが、iPhoneのネイティブアプリ開発用SDKが発表された時期。2008年6月でしたよね? そしてApp Storeがオープンしたのは7月。たった1カ月! ということは……年末休暇の時期を考慮すると、年明け早々なにかあるかもしれません。 さて、今回は「Core Storage」。Tigerの頃から登場しはじめた「Core ○○」というフレームワーク群のなかにあって、Lionのとき投入されたいわば最後発組だが、あまり話題にならなかった。しかし、Yosemiteでは無視することができないほどの"仕様変更"をシステ
iOS 8の公開から間もなく1カ月が経とうとしている。多くのiPhoneユーザがアップグレードを完了したようだが、いまだ慎重に検討中というユーザも存在する。iPhone 5やiPhone 4sでは軽快に動くのか、アップグレードすべきか否か、その辺りを検証してみよう。 "新しいiPhone"が出ても操作感は変わらない? iOS 8の動作対象端末は、iPhone 4S以降のiPhoneシリーズとiPad 2以降のiPadシリーズ、そして第5世代以降のiPod touchだ。ここからわかることは、iOS 8はiPhone 4SやiPad miniなど32bitアーキテクチャと、iPhone 5sやiPad Airなど64bitアーキテクチャにまたがるOSだということ。動作対象機種のなかではもっとも発売開始時期が古いiPad 2から約3年半、iPhone 4Sから約3年という月日が経過したこともあ
「WWDC 2014」のキーノートスピーチ。iPhone 6を初めとした新デバイスの発表はなく、新OSの「iOS 8」もマイナーチェンジにとどまったと見えてか、一般ユーザー反応はマチマチだ。では、日々、携帯電話関連のニュースに携わるライターの目にはどのように映ったのだろうか。iOS 8の話題を中心に海上忍氏に所感を記してもらった。 *** 今回のWWDC基調講演は、いい意味で「通好み」だったように思う。受付開始から2分でチケットが完売したWWDC 2013の反省もあってか今年は抽選制となり、出席者に占める"常連さん"の割合は減ったが、内容そのものはApple製品に通じるデベロッパーが納得しうるものだった。
米Googleが現地25日に開催した開発者向けイベント「Google I/O 2014」。その基調講演では、次期Android OSのポイントとともに、iOSとの比較抜きには語れない発表が複数出た。今回の基調講演のポイントを押さえるとともに、気になった箇所について触れてみたい。 次のAndroidは「L」 事前に「Android Ware」を公開するなどウェアラブル路線への注力が見込まれていたGoogleだが、基調講演はAndroid関連の発表からスタートした。最初は新興市場向けのリファレンスモデル「Android one」。デュアルSIMにSDカード、4.5インチディスプレイとFMラジオを搭載するという基本仕様が、100ドル以下という低価格で提供されるという。本稿では触れる程度に留めるが、この広く・浅くという方向性はAndroidというプラットフォームに期待される一面であることは事実だ。
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 WWDCセッションの様子が一般公開 これまでWWDCのセッション(テーマごとに新技術の詳細やコードの記述法などを解説する会合)といえば、WWDC参加者のみアクセスできるNDAに守られた機密情報だったが、今年から扱いが一変。なんと、開発者登録していないユーザーでも、iOSアプリ「WWDC」を利用すれば100以上実施されたセッションの内容をムービーの形でストリーミング再生/ダウンロードできるようになったのだ。
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 本来の姿に戻ったWWDC 基調講演の内容に関して言うかぎり、今年のWWDCのターゲットは完全に「開発者」だった。本来開発者を対象としたイベントであり、当然といえば当然だが、ここしばらくWWDCの基調講演が新製品発表の場として利用されてきたことは事実。しかもMacworld Expoなど他社主催のイベントへの参加を取りやめてからというもの、その傾向は一層強まっている。ハードウェアの発表が皆無だった今回の基調講演に不満を覚える向きが多いとしても、仕方ないことだろう。 しかし、多少なりともアプリ開発の経験があれ
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 ご存じのとおり、文章をファイルに残す際には「フォーマット」が重要な意味を持つ。文字修飾が必要なければプレーンテキスト(*.txt)、基本的な文字修飾と図版の使用程度で足りるのならばリッチテキスト(*.rtf)、高度なレイアウトが必要であれば各種ワープロ文書(*.doc/*.docx、*.pagesなど)。各フォーマットに直接の互換性はないので、ファイルを受け取った側はそのフォーマットに対応するアプリケーションを用意しなければならない。 プレーンテキストの場合、文字エンコード形式の問題もある。OS Xの場合
2014年03月05日 12時00分 AV 最上位ウォークマンとiPhone 5sでいろんな音楽を聴き比べ! 前回予告したとおり、今回はウォークマン「NW-ZX1」とiPhone 5sでさまざまなジャンルの音楽を聴き比べてみた。 2014年03月04日 12時00分 AV 二者択一ではない!? iTunesとウォークマンを“共存”で使おう! 前回はウォークマンがなぜ高音質と言われるのか、その理由を解説したが、今回はPCでの音楽管理やウォークマン本体の再生機能など使い勝手について紹介する。 2014年03月03日 12時00分 AV 「ウォークマン」がiPhoneより音がいい理屈を解説! 2013年末に発売されたソニー「ウォークマン」。Android端末ながらその音は明らかにiPhoneを含むスマートフォンと次元が異なるが、その理屈を知らない人も多い。そこで今回はなぜそんなに音が違うのか解説
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 「iOS in the Car」改め「CarPlay」が登場 Appleが「CarPlay」を発表した(関連記事)。自動車メーカーからは早くも対応車種や実機のムービーが公開されているものの、Appleからはプレスリリースが出された程度に過ぎず、いまだ推測の域を出ない部分もある。現状を踏まえると、情報を整理することから始めてみるべきだろう。 まずはiOSデバイスから。判明している事実としては、iOS 7のアップデートとして提供されること、iPhone 5s/5c/5などLightningケーブル対応のiOS
Macのユーティリティーフォルダーにある「ターミナル」アプリ。存在は知っているけれど起動したことがない、起動したけれどわけがわからずすぐ閉じた、というMacユーザーも多いのではないでしょうか? そもそも、コマンドを使う意味がわからないという声も聞こえてきそうです。 極端な言い方ですが、コマンドの意味がわからなくてもかまいません。効果がわかればいいのです。そして、その効果を知る最短距離にあるのが「defaults」、アプリの「ウラ設定」を有効にするコマンドです。 まずは基礎中の基礎から話を始めてみましょう。「ターミナル」を起動し、「$」の後ろに四角いカーソルがあることを確認してください。これが、コマンド入力待ちの状態です。 コマンドはキー入力が基本ですが、コピー&ペーストでもかまいません。今回はdefaultsコマンドの効果を知ることが目的ですから、以下の文字列をコピーし、ターミナルにタスク
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