過去4週間で210社が「XcodeGhost」で開発された不正アプリを社内ネットワークで実行していた。iOS 9対応の亜種も見つかっている。 米Appleの統合開発環境を改ざんした不正な開発ツール「XcodeGhost」が見つかった問題で、iOS 9に対応したXcodeGhostの新しい亜種が発見され、日本や米国などの企業にも入り込んでいることが分かった。セキュリティ企業のFireEyeが11月3日のブログで伝えた。 XcodeGhostは9月に中国で発見され、これを使って開発されたiOSアプリがAppleのApp Storeでも配信されていたことが判明、Appleも対応に乗り出していた。 FireEyeの調査では、XcodeGhostに感染したアプリを社内ネットワークで実行していた企業は過去4週間で210社に上り、2万8000回以上にわたってXcodeGhostの管理サーバに接続を試みて