山中俊治 Shunji Yamanaka @Yam_eye IPhoneが売れ始めた頃に「技術的には新しい所はないのに」とぼやくベテラン技術者が結構いました。子供でも使えるUIや美しいボディには、デザインのための最先端技術が駆使されていたんだけど、それを技術だとさえ思わなかったんです。トッププレーヤーは、ゲームルールの変化には案外気がつけない。 2020-12-30 21:34:12
「おお!これが!」 Appleのティム・クックCEOは、カッと目を見開いた後に満面の笑みを浮かべた。そして右手をポケットへと伸ばすと、自分のiPhone 11 Proを取り出してその背面を指差した。 クックCEOをうならせた工業用インキ 彼がのぞき込んでいたのは、緑色の液体が入った釜だ。実はこの液体、2019年発売のiPhone 11 Pro、同11 Pro Maxから採用された新しいカラーバリエーション、「ミッドナイトグリーン」を描き出すのに使われているインキだ。 「グリーン」というと、世界中の多くの人が、環境意識を象徴する色だと思っているかもしれない。 しかし、皮肉なことに緑色のインキの多くは実は環境に悪い。 通常、緑色は臭素を使って作り出すが、これは処理を間違えるとダイオキシン発生につながるハロゲン化物だ。 以前は鉛で黄色を作り、青色を混ぜていたが鉛も環境に悪い。 環境に良い、極めて
アップルのティム・クックCEOは12月8日からの3日間、東京を中心に精力的に視察の日程をこなした。 12月8日には直営店「アップル 表参道」で13歳と84歳の2人の日本人女性アプリ開発者と会い(参考記事:アップルのCEOが「表参道」に突如現れたワケ)、その夜はアーティストの星野源氏と居酒屋で夕食をともにした。 12月9日には慶應義塾大学病院の木村雄弘特任講師を訪ねた。Apple Watchでの詳細な体の状態の取得と、医療からエクササイズの情報までを格納するiPhoneのヘルスケアアプリをきっかけに、iPhoneは「安心して健康の情報を預けられる唯一の存在」を目指している。 高いセキュリティを担保に医学研究を行うResearchKitや、病院内での医療ケアアプリを構築するためのCareKitなどの開発環境を整えており、日本でもその活用が期待される。またすでに日本で販売中のApple Watc
Appleが公開した日本経済に及ぼす状況についての特設ページによれば、同社は日本全国で71万5千を超える雇用を生み出し、865のサプライヤーと取引しているそうです。 同ページでは、エレクトロニクスやディスプレイの分野で日本をリードする多数の企業と、長年にわたって密接なパートナー関係を築いてきたとし、「Apple製品の最も重要な部品のいくつかは日本で製造されています。これには、ディスプレイ、カメラ、回路基板、コネクタ、ケーブルなどに使われる高度なテクノロジーだけでなく、Apple製品の美しい筐体を形作る素材の一部も含まれています」と、日本の技術によってiPhoneなどApple製品の一部が作られていると紹介しています。 その中でも、世界中で使われるiPhoneの素材の一部を、東京・荒川区の下町にある中小企業が製造していることをご存じでしょうか。今回、iPhoneのディスプレイを縁取っている“
2016 - 03 - 15 【持論】Appleにできて他のメーカーにできない10の事 デザイン 生活 ビジネス 雑学 スポンサードリンク list Tweet こんにちは、YMDKです 新型 iPhone が21日にも発表されるようですね! 初代から数えて9回目のモデルチェンジとなる訳ですが、振り返ってみて見るとその間に iPhone は我々の生活を一変させてきましたよね 世にある スマートフォン はそのほとんどが iPhone のオマージュと言っていい程、その形態に個性を見いだす事は困難です また iPhone だけにとどまらす Mac Bookを持ち歩いてカフェで休憩する事がステータスになっていますし、 iPad は世界の一流企業がこぞって導入する程一瞬のうちに社会へと浸透していきました なぜ Apple はこんなにもセンセーショナルな製品作り続ける事ができるのでしょうか 僕の本業で
たかの・けんいち/日本の大手銀行でファンドマネージャー、組合書記長などを経験した後にコンサルタントに転身。マーサージャパン取締役、ヘイ コンサルティンググループ日本代表などを経て、2019年よりコーン・フェリー・ジャパン会長を務め、現職。神戸大学経済学部卒業、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(MSc)修了、シカゴ大学ビジネススクール(MBA)修了。著書に『カリスマ経営者の名著を読む』(日経BPマーケティング)などがある。 超ロジカル思考 発想トレーニング 変化が激しく、先が見えない世界でビジネスを行う場合、ロジカルに最適解を求めようとしても出てこないことが往々にしてある。そうした「正解のない世界」を勝ち残ってきたビジネスの天才たちは、どのような能力を持っているのか。我々がロジックを超えた直観力を身につけるには、どうすればいいのか。 バックナンバー一覧 今回登場いただくのは、スティーブ
イノベーションを生み出し続ける米Apple社は、業績面でも超が付くほどの優良企業だ。直近の2014年度(2014年9月27日を末日とする会計年度)では、売上高が約18兆円、営業利益率が約30%と驚異的な数値をたたき出している。 革新的な製品である「iPhone」が、莫大な売り上げをもたらしていることは理解できる。しかし、30%もの営業利益率を実現している理由は、あまり知られていないのではないか。一般に、販売台数が多いからといって、必ずしも利益率が高いとは限らない。Apple社には、もうかるための仕組みがある。そして、それは1970~1980年代の古き良き日本のメーカーが実践していた設計手法と極めて似ているのだ。 現在、日本のメーカーは、「技術力はあるのにもうからない」「コンペで負ける」といった課題を抱えている。そうした状況を打破するためにも、Apple社のもうかる仕組みを学び、自社に取り入
Appleのサファイアガラスディスプレイサプライヤー、GT Advanced(以下GT) が破産宣告した後、多くのアジア地区のAppleのサプライヤーは様々な思いが頭をよぎっただろうが、必ずしも恐怖を感じたわけではないようだ。Appleの長期パートナーとして、これらのサプライヤーは今回のGTの倒産から以下の二つのことを教訓としたはずだ。1つはAppleに頼りすぎないこと。1つは自分でできないことをコミットしてはならない、ということだ。 iPhoneの組立工場として有名なPegatron(ペガトロン、和碩)のCFO、Charles Linは”GTに発生したことは我々には発生しない”と語っている。 ペガトロンは2011年にApple iPhoneのサプライヤーとなったが、当初の加工レベルはそれほど高くはなかった。内部情報に詳しい情報筋によれば、転送バンド規格が基準に満たなかったため、iPhon
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MacやiPhoneの内部パーツの製造元が明らかに Appleがサプライヤーリスト(外部サイト)を更新しました。Appleは近年、MacやiOSデバイスなどの自社製品に使われている各種パーツの製造元を記載した同リストを公開しています。 まずは、「Appleのサプライヤー」のトップページを見てみましょう。世界地図に、数値の入った円が描かれています。この数値は国ごとの拠点数を示しており、円のサイズが大きいほど拠点数が多いことを意味しています。 この図を見ると、拠点数が東アジアと欧州に集中しているのがわかりますね。最も多いのは中国で、その数349。日本はそれに次ぐ世界第2位で、139カ所もの工場でApple製品のパーツが作られているのです。 画面を下にスクロールすると、中ほどに「サプライヤーのリスト全体をダウンロードする」というリンクがあり、その下に製品のアイコンの付いた表が掲載されています(上
1985年が日本の電子産業の歴史的転換点だった。この連載の第1回、第2回で繰り返し、そう述べてきた。同じ1980年代半ばには、通信分野にも大きな変化があった。 米国では1984年に米AT&T社が分割された。日本では1985年に日本電信電話公社(電電公社)が民営化され、関連グループに改組される。いずれも、通信サービス市場への自由競争導入が狙いである。 この時期、1980年代の半ばは、世界史的な転換期である。ゴルパチョフ氏がソビエト連邦(ソ連)の最高指導者となったのは1985年だった。それは東西冷戦の「終わりの始まり」を象徴する。1世紀近くをかけた実験の末、全体主義計画経済は、自由主義市場経済に敗れ去ろうとしていた。おりから米国はレーガン大統領、英国はサッチャー首相、日本は中曽根首相が政権を担う。いずれも新自由主義的な経済政策をとる。通信自由化は、その一環である。日本では国鉄民営化が、中曽根内
あんどろいど速報@管理人さん@android_sokuho どうも、2010年12月23日開設のあんどろいど速報です。本日で丸3年を迎えました。 3年前のAndroidといえば、「REGZA Phone T-01C」「LYNX 3D SH-03C」「IS03」「IS06」とかが発売してた時期です。 あんどろいど速報@管理人さん@android_sokuho 「『Android』絶対今後伸びるから、いっちょAndroid特化のサイト作るかー」と思って作ったあんどろいど速報ですが、まさか3年続くとは思ってなかったですし、世界のモバイルOSシェアの8割を取るくらいまでになるとは思ってませんでした。すごい! あんどろいど速報@管理人さん@android_sokuho 3周年ということで、この3年というか日本のAndroidスマホを振り返る記事を作ってみました。iPhoneとかが載ってるのは「iPh
「消費者がどこまで受け入れるかは未知数だが、他社にない独特の態度であることは間違いない」。 日経エレクトロニクスの9月30日号で、米Apple社の新型「iPhone」を取り上げた記事を書きました。冒頭の文章は、行数が許せば付け足したかった一言です。記事の趣旨は、Apple社には他社と異なる独自の開発姿勢があり、新製品からそれが透けて見えることでした。ただし、実際の製品が大ヒットするかどうかは別の話と思っています。 新型iPhoneの発表から感じたのは、Apple社の「変わらなさ」です。第一の目玉だった廉価版iPhoneの価格からしてそうでした。米国で99ドルから始まる「iPhone 5c」の値付けは、一年前の「iPhone 5」発表時の「iPhone 4S」、さらに一年遡ったiPhone 4S発表時の「iPhone 4」と同じです。付け加えると、今回「iPhone 4S」の無償提供も発表し
スタイリッシュなアップル製品のファンは、ライフハッカー読者にも多いだろうと思います。しかし『アップル帝国の正体』(後藤直義、森川潤著、文藝春秋)に目を通してみれば、日本を実質的に「植民地化」していたといっても過言ではない同社の姿勢に驚かされることになるかもしれません。 もちろん、だからといって個人的にもアップル製品から離れる気はなく、そう思わせるところは強みでもあるわけです。けれどもその魅力を生み出すために、驚くべき遂行力が行使されていたという事実を、我々は本書によって知ることができます。第1章「アップルの『ものづくり』支配」から、いくつかを引き出してみましょう。 アップルによって"丸裸"に アップルの取引先は、神経質なまでの秘密保持契約を結ばされる一方で、逆にアップルには"丸裸"にされてしまうのだそうです。 アッップルの支配は、取引先の工場の情報をすべて把握することから始まる。複数の分野
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