ガザを訪れた国連職員がiPhoneで撮影した写真を多く掲載した写真絵本『ガザ~戦争しか知らないこどもたち』(清田明宏・著、ポプラ社刊) パレスチナ自治区「ガザ」に住む子どもたちをiPhoneで撮影したポプラ社の児童向け写真絵本『ガザ~戦争しか知らない子どもたち』(税込み1620円)が話題を集めた。2015年6月の刊行以来、全国紙やNHKの番組などでたびたび紹介されており、同社の販売担当者も「児童書でこれほどメディアに露出したのはきわめて異例」と驚く。 絵本には、戦闘の痕跡が生々しく残るガザの光景や、爆撃で壁が破壊された自宅に住み続ける子どもたちの表情などが数多く掲載されている。これらの写真を撮影したのが日本人の国連職員ということに注目が集まったようだ。撮影に使用したのが、職員がプライベートで所有しているiPhone、という点も興味深い。写真絵本にしたいきさつなどを改めて紹介しよう。 iPh