関連トピックスヤフーグーグル 業績不振に陥っているインターネット検索大手の米ヤフーは4日、従業員の14%にあたる約2千人を削減する大規模なリストラ策を発表した。3億7500万ドル(約300億円)のコスト減が見込めるという。 同社は、ライバルのグーグルにシェアを奪われ、業績が悪化。昨秋、当時の最高経営責任者(CEO)が取締役会で急に解任されたほか、今年1月には、共同創業者ジェリー・ヤン氏が同社のすべての役職を退くなど、経営の混乱が続いている。 市場では、身売りするかライバルと資本提携するかなどの抜本策を打ち出さなければ、経営が改善しないとみられている。ただ、経営陣は、まずは社内のリストラを断行することで、経営を再び軌道にのせたい考えだ。同社のスコット・トンプソンCEOは、「ヤフーが次のステップに進むため、重要な行動だ」との声明を出した。(ニューヨーク=畑中徹)