夏はビアガーデンで一杯、冬は鍋をつつきながら一杯……と、ビール党の楽しみは一年中とどまることがありません。そして30~40代を過ぎるあたりから気になるのが、高尿酸血症、そして痛風です。2010年「国民生活基礎調査」によると、痛風で通院中の患者はおよそ96万人とされ、さらに痛風予備軍に当たる人も相当な数に上ります。しかし、「プリン体を抑えたビールなら平気だ」「早くダイエットしよう」といった安易な行動は、逆効果となることも。生活習慣を適切に改善するためのポイントについて、帝京大学医学部付属病院病院長で、「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」の作成にも携わった藤森新氏にお話をうかがいました。