インドネシアで腎臓の機能が急激に低下する「急性腎障害」で死亡する子どもが相次いでいる問題で、インドネシア政府は死者が133人に増えたことを明らかにしました。国内で製造された5つのシロップ薬から有害な化学物質が検出されたということで、ほかにもこうした薬がないか調査を急いでいます。 インドネシア保健省は21日に会見を開き、腎臓の機能が短期間で急激に低下する「急性腎障害」の報告がさらに増え、ことし1月から10月21日までに241件、死者は133人に上っていることを明らかにしました。 患者のおよそ7割が5歳以下の子どもだということです。 国家医薬品食品監督庁によりますと、これまでに患者が服用していた薬のうち、国内で製造された5つのシロップ薬から、車のエンジンの不凍液などに使われる有害なエチレングリコールが検出されたということです。 また、保健省も患者11人を検査したところ、7人の体内からエチレング