#先日の余談 最近だと、モダンスパニッシュ(ヌエバ・コシーナ)とか言われる分類がある。分子ガストロノミーとも言われ、食材に亜酸化窒素を加えてムース状にしたり、液体窒素(マイナス196℃以下)を用いて瞬間凍結することで、食材の旨味を残したまま新たなアイデアで調理する料理として知られている。 モダンがあれば、トラディショナルとかクラシックという表現があるように、その土地に根付いた郷土料理(デル・プエブロ)もあるんだけど、広大(日本の1.3倍ほど)なスペインを一括りに説明することはできず、広さだけでなく歴史が根深く関係しており、地域ごとで異なる食文化が形成されている。近年、日本と同じように物流技術の発展もあって、少しその地域の特色は薄れつつあるとも聞く。 スペインは現在17の自治州が集まって形成されている立憲君主制国家。つまり国王がいるんだけど、日本の天皇の立場とも似ており象徴君主という位置づけ