商品やサービスについて不満や質問があり、コールセンターへ電話した経験は、多くの人が持っているだろう。「さんざん待たされた揚げ句、回答が得られなかった」など、評判はおおむね芳しくない。3万人以上のオペレーター研修を手がけてきた人材教育コンサルタントの竹内幸子さん(49)に、背景や改善策を聞いた。(聞き手 読売新聞メディア局編集部次長 室靖治) ――10月に刊行された「コールセンター白書2018」(リックテレコム社)によれば、「利用したコールセンターのサービスに対する不満」(複数回答)で最も多かったのが「待ち時間が長い」(62.5%)でした。「話中が多い」(33%)、「音声応答システムでの番号入力」(29%)と続きます。応対面の不満では「オペレータの知識不足」「別の担当者にまわされた」「オペレータの気遣い不足」「オペレータの言葉遣いやマナーの悪さ」が上位に挙がっています。 企業から依頼され、コ