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哲学と科学に関するja_bra_af_cuのブックマーク (14)

  • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学のにおいては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

    書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 哲学が「ガン治療」に役立っていた…哲学の「科学への貢献」をご存知ですか?(網谷 祐一) @gendai_biz

    「哲学」と聞くとどういうイメージを読者はおもちだろうか。著名なイラストサイトで「哲学」と検索すると、ソクラテスやキルケゴールのような哲学者の似顔絵がたくさん出てきた。 これは哲学のイメージの一端を表している。つまり哲学とは、いにしえの偉大な哲学者の著作を読み、その叡智を用いて深遠な問いを考える学問である。こうした知的営みに価値があることは疑いない。 だがこうした営みだけが哲学だと考えるのは間違いだ。というのは、新しいタイプの哲学がここ数十年の間に興隆したからである。これは「自然主義」と呼ばれる。じつはわたしもその流れに乗るべく、新刊『種を語ること、定義すること』(勁草書房)を出版したのである。 「自然主義」の哲学 では自然主義とは何か。この立場のスローガンの一つは「哲学と科学は方法論的に地続きだ」というものだ。哲学と科学の間の距離は一般に思うよりもずっと近いので、哲学と科学は相互に影響を与

    哲学が「ガン治療」に役立っていた…哲学の「科学への貢献」をご存知ですか?(網谷 祐一) @gendai_biz
  • あとがきたちよみ/『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 - けいそうビブリオフィル

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 植原 亮 著 『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 →〈「はしがき」「第1章」「第23章」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 はしがき 書のねらいと特色 書は、読者の思考力を改善することを目標にしたテキストである。ここでの思考力改善とは、おおまかに言えば、頭をうまく使い、誤りを避けながら、思考を進めていけるようになることだ。 この思考力改善というゴールを目指して、書では次の2 点を重視する。 1 .人間に備わる「頭の弱点」に注意できるようになる。 2 .「思考ツール」、つまり思考をきちんと進めるための方法や道具を身につける。 人間の頭はし

    あとがきたちよみ/『思考力改善ドリル 批判的思考から科学的思考へ』 - けいそうビブリオフィル
  • 藤崎慎吾『我々は生命を創れるのか』 - logical cypher scape2

    サブタイトルは「合成生物学が生みだしつつあるもの」とあり確かに合成生物学の話ではあるが、生命の起源研究の中に合成生物学を位置づけている感じ 藤崎が、この分野の研究者に取材した連載記事が元になっている。 面白そうだなと思ったから読み始めたわけだが、期待を超えて面白かった。 前半、アストロバイオロジー関連の話をしているところも面白いが、後半に「生命」概念を捉え直していくところが刺激的 がっつり取り組むとしたらめちゃくちゃ大変だが、人類学や心理学も含む形で、生命についての哲学というのがあるというのを感じた。 アストロバイオロジーの哲学というのがあったけど、こういう範囲までカバーできるとよいのかもしれない、と思ったりもした 「人が生命と思ったらそれは生命なんだ」式の話というのは時々出てく話で、出てくる度に「いやそれはどうなんだ」と思っていたのだけど、生命概念の一部に組み込まざるをえないということに

    藤崎慎吾『我々は生命を創れるのか』 - logical cypher scape2
  • 哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama

    こんなものが読めるとは思っていなかった。驚き、悲しみ、何度も頭に血がのぼった。そして、著者の気度に慄いた。 物理学者の谷村省吾先生(以下、谷村氏)による、『〈現在〉という謎』への「補足ノート」が公開された。書の発行時から、公開が予告されていた文章だ。 谷村省吾「一物理学者が観た哲学」(pdf) http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 書籍『〈現在〉という謎』に関しては、感想をブログに書いた: 同書で谷村氏と分析哲学者たちの応酬を読んだ私は、当初は谷村氏が「挑発者」の役を演じているのではないかと思った。裏ではお互いわかり合っていながらも、を面白くするために、敢えて対立点を強調したのではないかと。そうであってほしいとも思っていた。 しかし、違った。気だった。谷村氏は、物理学者としてのインテグリティを賭し

    哲学者は物理学者の本気の拳をどう受け止めるか…谷村省吾「一物理学者が観た哲学」を読んで|R. Maruyama
  • 視聴メモ:「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」…必要、ただし困ったときだけ(?) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    先週の金曜日、下記のイベントが行われた。 伊勢田哲治×三中信宏 司会=山貴光「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」@ゲンロンカフェ 2019年2月22日 科学哲学者の伊勢田哲治先生(以下、伊勢田氏)と、生物系統学を専門とする三中信宏先生(以下、三中氏)が、山貴光さんの司会のもと対談をするというイベント。 3人のファンである私としては、一も二もなく参加……したかったのだが、都合がつかなかったので、ニコニコ動画のタイムシフトで視聴した*1。 以下、印象が薄れないうちに感想をメモしておく。 ※視聴後に思い出しながら書いた雑な備忘録です。細かい引用などは正確ではないかもしれませんので、ご注意ください。なお、山さんご自身によるイベントレポートと関連文献紹介がこちらにあります:イヴェント「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」 - 作品メモランダム 科学にとって科学

    視聴メモ:「科学と科学哲学――はたして科学に哲学は必要なのか?」…必要、ただし困ったときだけ(?) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • 読書メモ:自然主義入門(植原亮 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    自然主義入門: 知識・道徳・人間性をめぐる現代哲学ツアー 作者: 植原亮 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2017/07/25 メディア: 単行 この商品を含むブログ (3件) を見る 最近、科学と哲学の距離が近くなっているのだろうか。科学者と哲学者が合同開催するシンポジウムとか、「○○の科学と哲学」といった題目の共同研究を目にする機会が増えた気がする。そうした場では、科学者と哲学者は互いから何を得るのだろうか。それは、科学と哲学の関係をどう捉えるかによるだろう。たとえば、 科学と哲学は質的には同じもの 哲学の土台のうえに科学がある 哲学が発展すると科学になる 科学と哲学は、目的も方法も異なる別ものである などいろいろな見方がありえ、どれが正しいかということ自体、長年の哲学の問題になっている。そうした「科学と哲学の関係にまつわる立場」の中で、いま最も勢いのある(?)のが、

    読書メモ:自然主義入門(植原亮 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • Joel Isaac「ドナルド・デイヴィドソンとアメリカにおける分析的革命、1940-1970」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    先日朝日カルチャーセンターの以下の講義に参加した。 朝日カルチャーセンター新宿:酒井泰斗「独学者のための社会学入門」(全2回) - 日曜社会学>社会学的告知 - 日曜社会学>社会学的告知 内容はネットに書いてはいけないことになっているので特に触れないが、行動科学の遺産というものがあると。 比喩的に言うと、世界各地に超古代文明の遺産が散らばっているのだが、文明が消え去ってしまったため、それらがかつてひとつの文明に属していたことは忘れ去られてしまった。そんな感じで、行動科学の遺産は、人文学のいろいろなところに散らばっている。 で、個人的に分析哲学における行動科学の影響が気になっていたので、これを読んだ。大変におもしろかった。 Donald Davidson and the Analytic Revolution in American Philosophy, 1940-1970 | Joel

    Joel Isaac「ドナルド・デイヴィドソンとアメリカにおける分析的革命、1940-1970」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • アレックス・ローゼンバーグ『科学哲学』 - logical cypher scape2

    科学哲学はやはり面白いなあ 科学哲学の面白さは、問題意識が哲学の中では比較的分かりやすい点にあるのではないか。 分析哲学の入門書を読むと、普通は、フレーゲの明けの明星と宵の明星がどうの、という話から始まる。あれは面白いけれど、最初に突然読まされたら、何でそんな話してんのってなると思う。 形而上学や美学については、改めて言うまでもない。 その点、倫理学は分かりやすいかもしれないが、個人的には(哲学の他の分野と比較すると)あまり興味関心が湧かない分野である。とはいえ、倫理学が興味の中心にある人というのは(学生とかだと特に)多いのかなあという感じはする。 閑話休題 科学哲学の中で、分かりやすい問題関心というと、科学と疑似科学の線引き問題だろうか。 このテーマを中心においた科学哲学入門というと、伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』がある。 このは、また違うテーマを中心に置いている。 科学を経験主義

    アレックス・ローゼンバーグ『科学哲学』 - logical cypher scape2
  • 科学哲学の入門書

    そちらのコメントにも書いたが、生物学、物理学などの哲学は別として、一般的な科学哲学の概説書を読んでいくならオカーシャ『科学哲学』→戸田山『冒険』→森田『理系人』→伊勢田『疑似科学』→内井『入門』の順でいくとなだらかに難易度があがるはず。

    科学哲学の入門書
  • ラリー・ラウダン『科学と価値』 - logical cypher scape

    語版のサブタイトルに「相対主義と実在論を論駁する」とある通り、科学哲学における二つの極端な(?)考えを批判していく中で、ラウダン*1の網状モデルという科学哲学が展開されている(解説で戸田山さんが述べているが、「網状モデル」というより「三項ネットワーク」というネーミングの方が確かに適切だと思う)。 ここで相対主義と言われているのは、主にクーン以降の科学哲学・科学社会学の流れであり、ラウダンの主張は、クーンを継承しつつもその相対主義的な側面に対して批判を加えたものとなっている*2。 全部で五章から成るが、第一章と第二章でこれまでの科学哲学の流れを概観した上で、第三章と第四章で相対主義を批判しながら網状モデルを展開し、第五章で実在論批判を行っている。 こので主に説明が試みられていることは、科学者の見解がこれまで何度となく不一致と一致を繰り返してきたことについてである。 論理実証主義やポパー

    ラリー・ラウダン『科学と価値』 - logical cypher scape
  • ラリー・ラウダンとは何者か―『科学と価値』 - Repeat The Ending

    読書 | 03:58日で言及される科学哲学者といえばポパー、クーン、ファイヤアーベントあたりが鉄板で、あとクワインなんかもたまに見かけるなーぐらいだという認識なんですがラリー・ラウダンって名前あんまり聞かないよね?このラリー・ラウダンなる人物、名古屋大の熊…いや戸田山和久さんに言わせると現代科学哲学最重要人物ということになるらしい。思いっきり単純にあらわすとラウダンとは自然主義者にして(科学哲学的な意味で)合理主義者、そして科学的実在論の批判者である。 自然主義とは自然主義は哲学一般のやり方についての主張・メタ哲学のことで、科学とは独立した哲学独自のやり方で科学的方法の基礎付けができるとする立場を第一哲学というが、その第一哲学とは異なり、科学の方法と成果を取り入れようとするのが自然主義「反証可能な理論を採用しろ」とか「アド・ホックな仮説は避けろ」といった科学の規範にどうやって保証を与える

  • 科学とは何か『科学論の展開』

    科学の質に迫るスゴ。無批判に科学を信仰する者は悶絶する。 「科学」とは何か。実験で立証されたから?再現性があるから?反証に耐えてきたから?この問いをハッキリさせ、それに答えようとする試みが、書だ。帰納や演繹を始め、クーンのパラダイム論やラカトシュの研究プログラム、実証主義やベイズ主義など、科学哲学の議論を噛み砕き、咀嚼し、批判する。 「科学」の確からしさを信じる人は、衝撃を受けるに違いない。「科学」という確固たる観念があって、それが紆余曲折を経てきたのではないことが分かるから。その観念自体も揺れて再定義されてきたのだ。 たとえば、科学の「正しさ」を帰納に求める人がいる。実験や観察といった事実から理論を導き出しているから、正しいというのだ。これには七面鳥の喩え話を紹介する。飼育場で育てられている七面鳥は、「毎朝餌をもらえる」という結論を出すのだが、翌日はクリスマス・イヴで、首を切られて

    科学とは何か『科学論の展開』
  •  「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    科学を語るとはどういうことか ---科学者、哲学者にモノ申す (河出ブックス) 作者: 須藤靖,伊勢田哲治出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/06/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (20件) を見る 書は物理学者須藤靖と科学哲学者伊勢田哲治による科学哲学を巡る対談集である.実際には対談時のやりとりをベースにして,双方が調整しつつ加筆修正を加えており,メリハリの利いたきびきびとした対談に仕上がっている.帯を含めた装丁も大胆で,思わず手に取りたくなるうまい作りだ. 対談にいたる経緯は須藤の「はじめに」と伊勢田の「終わりに」にそれぞれ書かれている.須藤は因果を巡る「あまりにも的外れ」な議論が科学哲学においてなされていることを知り,その後に知り得たことも含めた科学哲学についての批判的な講義を駒場において行う.その講義案を伊勢田がネットを経由して閲覧し,

     「科学を語るとはどういうことか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/06/23
    明晰/思考触発ってtogetterで見た説明だなと思ったらご本人だった: 「明晰さを追求する哲学・思考を触発する哲学」http://togetter.com/li/158196
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