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論理とbookに関するja_bra_af_cuのブックマーク (7)

  • 網谷祐一『理性の起源』 - logical cypher scape2

    サブタイトルには「賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ」とあり、人間の特徴として挙げられる理性について、一方では科学技術を発展させるなど「賢すぎる」側面がありながら、他方で、近年の行動経済学などで人間はどうもあまり合理的に行動しないようだということが明らかになったように「愚かすぎる」側面もある。 人間はなぜ理性をもっているのか そして、人間の理性は何故「賢すぎる」面と「愚かすぎる」面をもっているのか という問題を、進化論を手掛かりとして考えるという。 筆者は、科学哲学、生物学の哲学を専門としており、このも哲学のとして書かれている しかし、書には例えばカントなど著名な哲学者の名前は出てこない*1。一方で、進化生物学、心理学、霊長類学などの研究が次々と紹介されていくになっている。 このが何故哲学のなのか、ということは序章で説明されているが、韓国の科学哲学者ハソック・チャンがクラウセ

    網谷祐一『理性の起源』 - logical cypher scape2
  • 『恋と禁忌の述語論理(プレディケット)』井上真偽|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部

    初めまして、井上真偽(まぎ)と申します。 このたびは「数理論理学」というエンタメには鬼門のような題材の作品でデビューさせて頂きました。メフィスト賞の懐の深さに大変感謝しています。と同時に、早くも不安に駆られています。こんな文中で堂々と数式を展開する小説が、読者の皆様に受け入れてもらえるでしょうか……。 ただ、ミステリ好きなら誰しも一度は「論理学」という言葉の響きに魅かれたことがあるかと思います。そして試みに論理学の参考書を手に取り、数ページ読んで「あ、何か思ってたのと違う」とすぐさま棚に戻されたことと思います。そういった経験を持つ方たちには、是非作をお読み頂きたいです。「こういう使い方をすれば数理論理学も推理に応用できる」といったアイディアや、「数理論理学で推理を分析するとこんなに気持ちいい」といった知的爽快感を、作品にはたっぷり詰め込んだつもりです。 また数学嫌いな方には、作は地雷

    『恋と禁忌の述語論理(プレディケット)』井上真偽|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部
  • 『ロジ・コミックス ラッセルとめぐる論理哲学入門』内容と形式の間に描かれたメタな物語に驚愕 - HONZ

    作者:アポストロス ドクシアディス、クリストス パパディミトリウ 出版社:筑摩書房 発売日:2015-07-23 二つの大きな世界大戦に見舞われた20世紀前半は、激動の時代であった。その時代の激しさと呼応するように、学問の分野においても天才たちは離散と集合を繰り返し、次々とエポックメイキングな出来事が起きている。 物理学においてはアインシュタインとボーアの論争を中心に量子力学の時代が幕を開け、経済学においてはシュンペーターやケインズ、ハイエクらが新しい概念を打ち出し変革の時を迎えていた。その双方の分野に共通するのが、天才たちが直に触れ合い、時には対立しながらも交流することによって、世界の捉え方を大きく前進させたことである。 同じような動きは、数学の分野においても見られた。しかし物理学や経済学と大きく異なっていたのは、この分野の天才たちが常に狂気と隣り合わせにあったこと、そして哲学の分野に含

    『ロジ・コミックス ラッセルとめぐる論理哲学入門』内容と形式の間に描かれたメタな物語に驚愕 - HONZ
  • 議論の方法と論理的思考のレッスン - 社会学徒の研究(?)日誌

    論理学をつくる 戸田山 和久論理学をつくる作者: 戸田山和久出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2000/10メディア: 単行購入: 27人 クリック: 330回この商品を含むブログ (107件) を見る 「科学的思考」のレッスン 戸田山 和久「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス (NHK出版新書)作者: 戸田山和久出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/11/08メディア: 新書購入: 12人 クリック: 98回この商品を含むブログ (36件) を見る 論理的思考のレッスン (ちくま学芸文庫) 内井 惣七 論理的思考のレッスン (ちくま学芸文庫)作者: 内井惣七出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/06/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 科学技術をよく考える -クリティカルシンキング練習帳- 科学技術をよく考え

  • Historia

    【書名】歴史・レトリック・立証 【著者】カルロ・ギンズブルグ 【訳者】上村忠男 【刊行】2001年04月16日 【出版】みすず書房,東京 【頁数】212 pp. 【価格】2,800円(体価格) 【ISBN】4-622-03090-X 【原書】Carlo Ginzburg 2000. Rapporti di Forza: Storia, Retorica, Prova Giangiacomo Feltrinelli Editore, Milano 【書評】※Copyright 2001 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved ちょっと地味目のタイトルではあるが,歴史復元のもっとも根的な問題-しかも現代的-を論じた論集で,系統学や進化学に関心のある読者にとって書は意外に関係が深いように思われる. 書は,歴史がレトリックとしての叙述(narrati

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/04/17
    実証とレトリック
  • ネットを始める前の子供に読ませたい「詭弁論理学」

    「詭弁論理学」は論理的に誤りのある議論の仕方を、平易に記述、紹介しているだ。中高生向きの推薦図書にしたいと思うは少ないのだが、これは正にそういうだと思う。 ウェブに限らずインターネットでは常に情報を判断して咀嚼する必要があり、子供が正しく情報を吸収できるかは、保護者の心配事の一つであろう。書は、ある種の言説に騙されないリテラシーが身に付きそうなになっている。 1. 強弁術と詭弁術 四章で構成されており、第Ⅰ章で強弁術と詭弁術を分類したあとに、第Ⅱ章で強弁術、第Ⅲ章で詭弁術、第Ⅳ章で代表的な論理パズルとパラドックスを紹介している。強弁術が非論理的な無理押しで、詭弁術が論理的な主張の誤りになるそうだ。ただし、両者の区切りは明確ではなく、二分法や相殺法などどちらとも言えない話法もある。 2. 詭弁術の章が軸 強弁術の章は著者の個人的な恨み経験が多く紹介されており、詭弁術の章は一般的な事

    ネットを始める前の子供に読ませたい「詭弁論理学」
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/04/09
    中学生だとちょっと難しいかもだけどいい本ですよね。/amazonを「詭弁」で検索したら結構な数の類書がヒットした
  • 科学技術をよく考える « 名古屋大学出版会

    目 次 はじめに ユニット1 遺伝子組換え作物 背景説明 ユウさんの議論 遺伝子組換え作物は推進するべきだ タクミさんの議論 遺伝子組換え作物は推進するべきではない スキル1 議論を特定する 知  識1 予防原則 コラム1 思いやりの原理 ユニット2 脳神経科学の実用化 背景説明 タクミさんの議論 脳神経科学は実用化のための研究を推し進めるべきではない アスカさんの議論 脳神経科学の成果はどんどん実用に使われるべきである スキル2 三段論法と妥当な推論 知識2-1 原因推定の方法 知識2-2 EBM コラム2 推論のタイプ ユニット3 喫煙を認めるか否か 背景説明 ユウさんの議論 喫煙が有害だという根拠はなく、有害だとしても禁止を押し付ける のは個人の自由の侵害である アスカさんの議論 喫煙は有害であり、個人の自由は問題とならない スキル3 暗黙の前提の明示化 知識3-1 自由主義とパター

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/03/16
    科学的な内容の時事問題を例題にクリティカル・シンキングを演習する本のようだ
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