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ブックマーク / note.com/genok (3)

  • 『特養あずみの里裁判を考える』(日本看護協会出版会)を、じっくり味わう……|gen

    【暮らしの中に求められる、ケアの姿】 2013年に長野県の特養「あずみの里」で、准看護師が女性入所者をドーナツの誤飲で窒息死させたとして、刑事事件に。業務上過失致死罪で一審有罪。この判決は、介護や医療の現場を萎縮させるものとして大きな波紋を呼んだが、高裁は一審判決を破棄し無罪に。検察は上告を断念し、無罪が確定。 裁判を振り返り、ケアの現場におけるリスクとコミュニケーションのあり方、科学的根拠と法の関係について検証し、ケアとはどういうものかを考えたブックレット。 介護関係者やご家族には、ぜひ読んでほしい。⇒ 【民事ではなく、刑事!】 弁護士・上野格と看護師・宮子あずさの対談。 上野:<介護施設で働く看護師が、投薬や手術の失敗ではなく介護をしていて罪を問われたわけです。しかも「何かの処置を行ったため」ではなく、当初は「何もしなかったこと」が罪になるべき事実として取り上げられたのです。これは前代

    『特養あずみの里裁判を考える』(日本看護協会出版会)を、じっくり味わう……|gen
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2023/10/10
    生活上やることにはどうしたってリスクがつきもの。そのすべてを管理しようとすればアサイラム化は避けられない,と。
  • 『いじめ加害者にどう対応するか』( 斎藤 環 、内田 良 著/岩波ブックレット 1065)を読む |gen

    【被害者に「学校にいかなくてもいいんだよ」という“一見優しい言葉”に問題提起!】 いじめ加害者が学校に居続け、被害者が立ち去るという歪んだ現状をどう変えるべきか。精神科医と社会学者が、人々の意識データなどを取り上げつつ、被害者優先のケアのあり方を論じる。 副題が、「処罰と被害者優先のケア」。 <書は、わたしたち大人がつくりあげてきたいじめ被害者に対する今日的なケアを批判的に検討しています。被害者に対するやさしい(はずの)声かけの課題を明らかにし、一方でこれまで私たちがほとんど目を向けてこなかった加害者の処遇に切り込む、タブーの書>だと。 以下、お二人の声を―― 内田: <これまで私たち教育関係者は、被害者が学校から離れられるよう世論を形成し、環境を整備することに力を注いできました。それはたしかに、いじめ被害者にいくらかの安全・安心な日常を提供してきたことでしょう。ただ、その安全・安心な場

    『いじめ加害者にどう対応するか』( 斎藤 環 、内田 良 著/岩波ブックレット 1065)を読む |gen
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/09/28
    "加害者の謝罪・処罰がなぜ必要かというと、いじめ加害を「スティグマ化」するためです。つまり、「加害は恥ずかしい行為である」という認識を教室で徹底していただきたいのです"
  • 『妻はサバイバー』(永田豊隆/朝日新聞出版)を読み終えて……|gen

    は20年間、「緩慢な自殺」を試みていたのだろうか。否。必死で生きようとしていたのだ】 書を読み終え、タイトル名に納得。冒頭、こう記される――。 <に何が起きているのか、理解できなかった。大量のべ物を意に詰め込む。すべてトイレで吐く。昼となく夜となく、それを繰り返す。彼女が心身に変調をきたしたのは結婚4年目>と。 以来、の摂障害やリストカットやアルコール依存症に振り回される日々――。の「私みたいに苦しむ人を減らした」という声に応え、貧困ジャーナリズム賞受賞の朝日新聞記者が2人の悪戦苦闘をありのままに綴っています。 過嘔吐を繰り返すに、「早く専門的な治療に取り組まなければ、更に深刻な状態になりかねない」と、精神科を受診するように説得を試みます。 <「このままでは命にかかわる。一緒に受診してみようよ」 しかし、返ってきたのは強烈な拒否反応だった。「鉄格子のついた病院に私を閉じ

    『妻はサバイバー』(永田豊隆/朝日新聞出版)を読み終えて……|gen
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/07/11
    「自己治癒仮説」"依存症は「快楽におぼれている」とイメージされがちだが、カンツィアンは逆に「苦痛の緩和」に本質があると捉える。心の傷の痛みをやわらげるためにアルコールや薬物を用いる〔……〕"
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