7月16日付の日本経済新聞に「クラウド時代の著作権制度作りを」と題した社説が掲載された。非常に重要なテーマなので、読者の皆様にはまずご一読いただきたい。その内容には賛同できる部分もある一方で、異論を唱えたい部分もあった。ここではクラウド時代のコンテンツ流通のあり方について改めて考えてみたい。 適正に守りつつ適正な価格で流通させるのが重要 この社説では、日本の著作権制度をクラウド時代に合うように改め、消費者に使いやすいネット配信の市場を広げるには3つの視点が必要だと指摘する。一つは「著作権を尊重しつつ、消費者は一定範囲の複製を自由にできるようにすること」、二つ目は「複製した場合に著作権料を徴収するのではなく、消費者が見に来た場合に『閲覧料』を取る仕組みを作ること」、そして「著作物を利用するには相応の対価が必要だということをきちんと教育していくこと」だ。 ただ、日本のネット上の強みはコンテンツ
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