空き地に並んだ38本の牛乳瓶のライトがともり、「ヒロミ」の文字がぼんやりと浮かび上がる。近くにあるのは、岐阜県関市広見の東海環状自動車道「関広見インターチェンジ(IC)」の料金所。先月のライトアップに集まったのは、アイドル育成ゲーム「アイドルマスター」のキャラクター「関裕美(せきひろみ)」のファンたちだ。"同姓同名(同音)"のICがファンの間で話題になり、一部の「アイマス」ファンの聖地になっている。 ライトアップは、地元の牛乳メーカーの関牛乳(関市観音前)が関広見ICの応援企画として、昨年夏から始めた年1回のイベント。昨年は関裕美の誕生日の8月17日と重なったこともあり、約50人のファンが集まった。今年は大雨の影響で日程を16日に当日変更したものの、近隣のファン数人が駆けつけた。参加した岐阜市の20代の男性は「ファンの間でライトアップは有名。これからも訪れて盛り上げたい」と笑顔を見せる。