一部の文化では、加齢は常にデリケートなテーマだ。しかし、予防的なしわ治療やソーシャルメディアのフィルター加工の台頭によって、私たちが抱える「老いて見えること」への嫌悪感は新たなレベルに高まっている。そして、思春期の子どもたちでさえ、この強迫観念にとらわれている。(PHOTOGRAPH BY WESTEND61, GETTY IMAGES) 最近、鏡がおかしい。鏡をのぞくと、髪の毛が白くなっているのだ。目の周りには細かいしわが刻まれ、頰と口の間は割れ目のようになっている。そして、43歳の私(筆者のエリン・ブレイクモア氏)の顔には、もはや隠しきれないマリオネットのような線がある。夜のスキンケアをアップグレードした方がいいのだろうか? インターネットで調べてみると、もっとおかしな仲間がいることがわかった。年齢にこだわる12歳以下の子どもたちだ。このいわゆる「セフォラ・キッズ」が、米国などでセフォ
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ゼンリンといえば地図である。目的地に行こうとしたとき、道に迷ったとき、人生にも迷ったとき……はさておき、多くの人が一度は使ったことがあるはずである。 そのゼンリンが雑貨を扱っていて、SNSで話題になっているアイテムをご存じだろうか。2023年3月、各都道府県のカタチをした「47都道府県ピンバッジ」(1100円)を販売したところ、「自分の出身県のピン、ほしいよなあ」といったコメントが相次いだ。 話題になっただけでなく、売り上げが想定を大きく上回ったので、第2弾「街まち 47palette カラーピンズ」(1100円)を販売することに。こちらの特徴は、各ピンバッジにネーミングと色が付いていること。例えば、宮城県は「ずんだ」、滋賀県は「琵琶湖の夕日」、福岡県は「めんたいこ」といった具合に、名所や名産品などをイメージした色にしているのだ。 このシリーズはこれにておしまい……かと思いきや、第3弾の登
レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な肖像画「白貂を抱く貴婦人」。ミラノ公の女官だったチェチェリア・ガッレラーニとオコジョが同じ方向を凝視している。1491年頃の作品。このようなオコジョには鋭い爪があるうえに肛門腺からは悪臭を放つので、愛玩動物には適さない。この作品のオコジョは、イタリアのアーミン勲章またはガッレラーニの妊娠を暗示しているというのが専門家の見解だ。(PAINTING BY LEONARDO DA VINCI) 小さくふわふわしていて、誇り高い王や皇帝、専制君主の必需品、それがイタチだ。 このしたたかな小動物は、現在、生息数が次第に減少している。わずかに黒い部分がある白い毛皮は「アーミン」と呼ばれ、数百年にわたって、王室の威厳や権力、壮麗さの象徴として、君主や貴族に長く珍重されてきた。 いったいイタチの毛皮は、なぜ、どのようにして、王族に欠かせない装いとなったのだろうか。 アーミン
各地の道の駅や産直市などで売られる手作りの漬物が、存続の危機に瀕している。食品衛生法の改正に伴い、2024年6月以降は、専用の加工場など衛生的な施設で製造した漬物しか販売できなくなるからだ。 各地の道の駅や直売所によると、やめる人はかなりの割合にのぼると思われ、地域で長年愛された味が危機を迎えている。実態を追った(全2回。今回は前編です)。 いったいどうすればいいのか… 「いったいどうすればいいのか困っています。長年喜んでもらってきた味を、できるだけ守り続けたいが……」 高知県高知市で、毎週開かれる日曜市。 300年以上の歴史を持つ街路市で、全長約1kmにわたり、新鮮な野菜や果物、水産加工物や菓子など、地域の味がずらりと並ぶ。農家が作る大根やキュウリ、白菜などの漬物も人気で、それぞれの馴染みの味を求めて、地元の常連客や観光客が多く訪れる。 その中の1つ、大根やカブの自家製「古漬け」を販売す
バンダイナムコエンターテインメントは3月29日、対戦格闘ゲーム『鉄拳8』の最新情報を届ける番組「TEKKEN Talk Live」を放送。このなかでは悪質な不正プレイユーザーへの対応も報告され、今後は故意の回線切断を繰り返すユーザー同士でマッチングさせる方針が明かされた。 🤜#鉄拳8 アカウント利用停止措置について(1/2) 以下の悪質な不正プレイを行ったユーザーに対し、無期限を含むアカウント利用停止措置を行いました。 ・故意の回線切断 ・チートツールの使用 ・グリッチ ・煽り ・段位操作 ・チャットでの不適切な発言 ・不適切なカスタマイズ ・不適切なユーザー名 https://t.co/w8igI0jW8G — 【公式】鉄拳8 @鉄拳プロジェクト (@TEKKEN_Project) March 28, 2024 バンダイナムコエンターテインメントは昨日3月28日、『鉄拳8』にて悪質な不
「ほぼ東京」出身を主張する埼玉県民 毎年その順位や動向が注目されている「SUUMO 住みたい街ランキング」の2024年首都圏版が2月末に発表され、今年は2位に大宮、10位に浦和と埼玉の主要な街2つがランクインした。 近年、このランキングでの埼玉各地の躍進はめざましく、大宮と浦和のあるさいたま市の人口も年々増加。その裏には、都内のマンションや住宅価格が上がり過ぎて、都内在勤者でも埼玉で物件を探す方が現実的と考える人が増えたという事情もありそうだが。 ランキングでは大宮、浦和が人気だが、その一方で、東京へのアクセスのよさ、利便性をアピールする県内の他の自治体も、都内への通勤者に支持されているようだ。それら地域が共通して標榜しているキャッチコピーは「ほぼ東京」。 東京といっても市部ではなく、より都心に近い23区のいずれかの区と隣接していて、都心のターミナル駅や主要オフィス街と直通する鉄道の駅があ
南北戦争後の米国で習慣化したチップ。そこには、賃金を低く抑えたいという雇用者の意図もあった。反対する声もすぐに上がったが、チップはあらゆる反発を生き延びてきている。(PHOTOGRAPH BY THOMAS DASHUBER, VISUM CREATIVE/REDUX) ここ数年間で、米国のチップ事情は複雑になっている。タッチスクリーンが浸透したことで、コーヒー1杯からチョコレートバーまで、あらゆるものに18%、20%、22%といったチップを支払いやすくなったからだ。一方で、著名なレストランの店主たちが先頭に立って、チップを廃止しようとしているという報道もある。今、チップの習慣は大きな節目に差しかかっているようだ。 ただし、米国のチップの歴史には、これまでにも大きな節目のようなものがたくさんあり、チップはそのすべてを生き延びてきた。米国にチップを持ちこんだのは、南北戦争後に、世界を旅行した
マトンという名のコースト・セイリッシュ・ウーリードッグの復元図。マトンの毛皮は、1859年にスミソニアン協会に寄贈されていた。(ILLUSTRATION BY KAREN CARR) 小型で白く、もふもふのコースト・セイリッシュ・ウーリードッグは、かつて北米大陸北西部のセイリッシュ海周辺に住む先住民社会で広く飼育され、その毛は伝統的な毛布を織るために使われた。先住民は、ヨーロッパ人が自分たちの飼い犬を持ち込むよりもずっと前から、毛布にする毛を刈り取るために何世代もかけてウーリードッグの品種改良を重ねたと言い伝えてきた。その伝説が事実であったことが、2023年12月14日付けの学術誌「Science」に発表された研究によって裏付けられた。(参考記事:「北米最古の犬の骨が見つかる、人類の旅路を示唆」) 「その毛布をまとったものは誰でも、祈りの力に包まれます」と、スコーミッシュ・タワナ族の伝統知
2023年から北海道日本ハムファイターズの本拠地となった北広島市の「エスコンフィールド北海道」を運営するファイターズスポーツ&エンターテイメントは、売り上げが251億円となり、札幌ドーム時代の前年より91億円の増収となったと発表した。 入場料収入、広告収入に加え、試合のない日の来場者による飲食、物販収入もあり大幅な増収となった。関係者からは「もっと早く移転すればよかった」という声も聞かれる。 「ネーミングライツ」の応募もない札幌ドーム 対照的に札幌ドームは苦境を伝える報道が相次いでいる。ファイターズが去った昨年、ドーム側は新たな需要を喚起するためドーム内を半分に仕切った「新モード」を発表。場内を仕切る高さ30mの暗幕などの設備に約10億円を拠出したと言われるが、この新モードは札幌ドームが主催したパブリックビューイングなどに使われただけで、実質的に利用者がなかった。 ファイターズ人気でついて
ロバート・ダウニー・Jr.とエマ・ストーンの振る舞いは、人種差別か。オスカー授賞式以来、その話題が日本のメディアを騒がせている。 「日本のメディア」とあえて書いたのは、お膝元のアメリカにおいてはあくまでソーシャルメディア上における騒ぎであり、メジャーな新聞や業界サイトはほとんど取り上げていないからだ。それはなぜか。とりあえずは、授賞式を見ていない人のためにも、あらためて何が起きたのかをここで振り返ってみよう。 恒例のハグをしなかった まずは、授賞式が始まって比較的すぐだった助演男優部門の発表。今年、授賞式のプロデューサーは、演技部門に関して、過去に同部門を受賞した5人をプレゼンターとして舞台に立たせた。2009年に試したスタイルを久々に復活させたものだ。 封筒を開け、受賞者にオスカー像を手渡すのは、昨年の受賞者の役目。助演男優部門の昨年の受賞者は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アッ
麻疹ウイルス粒子の透過型電子顕微鏡画像(着色)。一つひとつの粒子は、ウイルスが宿主細胞の表面から離れる際に細胞膜から獲得したリポタンパクの外膜(灰色)に覆われている。(MICROGRAPH BY UK HEALTH SECURITY AGENCY/SCIENCE PHOTO LIBRARY) 特徴的な赤い発疹で知られる麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによって引き起こされ、空気、飛沫、接触を通して感染する。ワクチン未接種の状態でさらされれば10人中9人が発症するという、現存するウイルスの中でも特に強い感染力をもつ。大半のケースは軽症で済むものの、最初の感染から数カ月から数年後に深刻な合併症が引き起こされる場合もある。 世界保健機関(WHO)によれば、2023年には世界で30万人超の感染が報告され、2022年に比べて8割近く増えた。特にヨーロッパでは増加が著しく、2023年には前年比で40倍以上
菓子メーカー大手「明治」は、53年の歴史を持つキャンディー「チェルシー」の販売を3月末で終了し、キャンディー事業からの撤退を決めた。昨年は果汁入りキャンディー「サクマ式ドロップス」で知られる佐久間製菓が廃業した。相次ぐロングセラーの終焉に、消費者の“あめ離れ”が鮮明になっている。明治は昨年3月にガム事業からも撤退した。一方、注力しているのがグミだ。若者を中心に不思議な食感や斬新な見た目の国内外の商品がヒットし、今やお口のお供の主役はグミに取って代わられようとしている。 あめ老舗の相次ぐ廃業 明治がキャンディー事業撤退に至った理由は、販売の低迷だ。同社によると、2002年度に約25億円あったチェルシーシリーズの売上高は、22年度には5分の1となる約5億円にまで減少したという。 調査会社インテージの調べでは、17年に1016億円あったあめ(ハードキャンディー)市場は、23年に1113億円となっ
日本初の本格的なトライアウトリーグであるジャパンウィンターリーグ(JWL)は2023年11月23日から12月24日まで、沖縄県下の各球場で行われた。 選手は15万円から三十数万円程度の参加費を支払って、リーグ戦に参加する。約1カ月にわたる長丁場で連日試合をするのは、日本の多くの野球選手にとってはほとんど初めての体験だ。 2022年は1リーグ4チームによるリーグ戦だったが、今年は実力によってアドバンス、トライアウトの2つのリーグに分かれ、それぞれ3チームでリーグ戦を戦った。 参加料を支払ってまで海外選手が参加する理由 2023年のJWLはどんな収穫があったのか? このリーグを運営するジャパンリーグの鷲崎一誠代表は語る。 「何と言っても海外からやってくる選手が増えたことですね。昨年の参加選手は66人でしたが、今年は101人の参加がありました。そのうち31人が外国人選手でした。 日本のウィンター
20日午後3時45分ごろ、神奈川県逗子市沼間5の路上で犬を散歩させていた男性から「道路にウサギがいたので保護した」と逗子署に通報があった。付近ではその後も同様の通報や情報提供が相次ぎ、署は27日までに合わせて約30羽のウサギを一時保護した。何者かが遺棄したとみて動物愛護法違反の疑いで調べている。 署などによると、保護したウサギは耳の形状から同種とみられる。近くで「サバイバルゲームフィールド GARDEN―Z」を運営する山村利一さん(60)は23日に敷地外の道路で複数のウサギを見かけ、一時保護した。「たまに野ウサギは見かけるが、今回はウサギが湧いて出てくるほどだった。かわいいウサギを遺棄したとしたら許せない」と憤った。【柿崎誠、宮本麻由】
宇都宮のライトライン、東側の成功と西側延伸が必要な理由:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/7 ページ) 栃木県宇都宮市と隣接する芳賀町(はがまち)にまたがるLRT(ライトレールトランジット、軽量軌道交通)、「ライトライン」が好調だ。2023年8月26日に開業して以来、5カ月で約190万人が利用した。これは当初予想の約1.2倍になるという。24年4月1日のダイヤ改正で所要時間短縮、通勤通学時間帯の増便、最混雑時間帯の快速運転を実施する予定だ。さらに宇都宮駅西口以西の延伸計画も動き出す。実際に訪れてみると、ライトラインの走る街として活気がみなぎっているように見えた。宇都宮市の格が上がった気がする。 ライトラインの現在の運行区間は「宇都宮駅東口停留場」と「芳賀・高根沢工業団地停留場」を結ぶ14.6キロメートルだ。市街地などほとんどの区間で道路上に軌道を設置しており、これを専門的には「併用軌道」とい
オリジナルの「カルタ・マリナ」は125×170センチもの大作だった。当時のほかの地図とは異なり、地図製作者のオラウス・マグヌスが描き加えた海の生きものたちは、単なる装飾ではなかったという。(参考ギャラリー:「想像力が生みだした世界の怪物たち14点」)(MAP BY OLAUS MAGNUS) ノルウェー沖では、竜のような頭を持つ巨大なヘビが船に巻き付いている。フェロー諸島の近くには、とてつもなく大きな怪物が、尖ったくちばしでアザラシを捕らえているのが見える。そしてスコットランドの西側では、巨大なザリガニが手足をばたつかせる人間をはさみで持ち上げている。 これらの図は、1530年代末に製作された地図「カルタ・マリナ」に描かれているものだ。カルタ・マリナは、それから50年にわたって、ヨーロッパの海を研究する地図製作者、作家、学者らによって権威ある資料として重用された。現実に即していない部分があ
全国で開催される「バウムクーヘン博覧会」 1月下旬の週末、東京・池袋の東武百貨店は多くの人で混み合っていた。お目当ては「バウムクーヘン博覧会」だ。6日間にわたって開かれた博覧会では、47都道府県の196ブランド、約300種類のバウムクーヘンを展示販売。 クラシックなタイプからチョコやイチゴ味、ハードタイプ、ソフトタイプ、インスタ映えするものなど、多種多様なバウムクーヘンが並ぶ。会場を歩く人から、「バウムクーヘンって、こんなに種類があるんだね!」「どれを選ぼうか迷っちゃう」といった声も上がる。 筆者が訪れた28日には、売り切れが続出していた。各地から出店した18のブースで、行列ができたところもあり、出店者が「店舗を休業して焼きに帰らないと、もう商品がない」とうれしい悲鳴を上げるケースも。 テレビ取材が入ったこともあり、主催者の予想を16%も上回る売れ行きで終了。今後も2月末から4月にかけて、
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