今回見つかった惑星上空からの眺めの想像図。トラピスト1惑星系は7つの地球型惑星をもつことが明らかになった。(ILLUSTRATION BY M. KORNMESSER, SPACEENGINE.ORG/ESO) 太陽系からわずか39光年の距離にある恒星トラピスト1の周りを、7つの岩石惑星が周回していることが確認され、科学誌『ネイチャー』に発表された。これらの惑星は、大きさが地球と同じくらいで、表面には水だけでなく生命さえ存在できるかもしれない。 7つの惑星はいずれも、恒星から非常に近い軌道を公転しているため、どの惑星からもほかの惑星の姿を見ることができる。空に見える姉妹惑星は、あるときは三日月のように、またあるときは地球から見える満月の2倍近い大きさで輝いているだろう。「本当に美しい眺めだろうと思います」と、今回の論文執筆者の一人、英ケンブリッジ大学のアモリー・トリオー氏は言う。 太陽系外