Microsoftは来年の米大統領選挙に向けて、選挙に対する脅威に対処するための複数の取り組みを発表した。C2PAのデジタル透かし認証を使う「Content Credentials as a Service」などだ。 米Microsoftは11月7日(現地時間)、2024年の世界での選挙に向けて、投票者、候補者、政治キャンペーン、選挙管理機関に対する脅威に対処するための5つの取り組みを発表した。 コンテンツの出所を確認する「Content Credentials as a Service」 「Content Credentials as a Service」は、候補者向けのツール。コンテンツの出所を確認できるC2PAのデジタル透かし認証を使う。この透かし認証は、出所を確認できるだけでなく、認証後に改ざんされると分かるようになっている。 Azureで開発したこのサービスは、来春プライベートプ
「ChatGPT」は、ToDoリストの作成といった簡単なものから、新規事業の立ち上げといった複雑なものまで、あらゆるタスクを支援できる素晴らしい人工知能(AI)ツールであることが実証されている。しかし、最新の出来事に関する知識が欠けていることが、これまでの主な欠点の1つだった。 Microsoftは「Microsoft Build 2023」で、「新しいBing」がChatGPTのデフォルトの検索エンジンになることを発表した。 これは、ChatGPTの知識が今後は、トレーニングが行われた2021年以前の知識に限定されないことを意味する。ChatGPTは今後、インターネット全体をインデックス化することにより、Bingのチャットのように、任意の質問に回答できるようになる。 「ChatGPTは、世界クラスの検索エンジンが組み込まれることで、ウェブへアクセスし、より適時により最新の回答を提供するよ
AV-TEST の Windows 版セキュリティ製品テストで Microsoft Defender のパフォーマンス低評価が続いている (AV-TEST のニュース記事、 Neowin の記事、 Ghacks の記事)。 先日発表された 2 月分 (2023 年 1 月 ~ 2 月) のコンシューマー製品テスト結果では 18 製品がテストされ、Microsoft Defender は Protection と Usability で 6 点満点を獲得したものの、Performance のスコアが 5.0 点にとどまる。そのため、トータルスコアで 18 点満点中 17.5 点以上が必要な「TOP PRODUCT」の認定を逃している。 Microsoft Defender の評価を項目別にみると、ファイルコピーの速度低下が特に大きく、業界平均の 5% 低下に対し、1 月は 48%、2 月は
マイクロソフト、「C#は進化させ続ける」「Visual Basicに新しい構文の導入はしない」。.NETのプログラミング言語に関する最新の戦略を明らかに マイクロソフトは、.NETでサポートする3つのプログラミング言語「C#」「F#」「Visual Basic」の今後に関する戦略を、最新版にアップデートしたことを明らかにしました。 下記はマイクロソフトで.NETのプリンシパルプログラムマネージャを務めるKathleen Dollard氏のツイート。 We've updated our .NET Language Strategy. You can read more and get the links here: https://t.co/SsmZJBSEUA — Kathleen Dollard (@KathleenDollard) February 6, 2023 最新版の戦略はこれま
クラウド各社が宇宙ビジネスを加速させている。Microsoftもその1社で、2020年10月に宇宙向けクラウド「Azure Space」を発表した。同社は宇宙ビジネスにどのように注力していくのか。Azure Space シニアプログラムマネージャー兼Japan Space Leadを務める世古龍郎氏にお話を伺った。 ──世古さんの経歴について教えていただけますでしょうか。 大学では航空宇宙ではなく情報工学を学びました。その後、2012年に日本マイクロソフト株式会社に新卒で入社し、最初は技術部門のエンジニアとして、Windows、Azure、HPC、Surfaceなどさまざまな製品を担当、さらに、テクニカルリードとしてさまざまなAzure製品を担当しました。 その後、社内で宇宙防衛部門の技術戦略担当というポジションが空いていたので、社内異動を経て、パブリックセクター事業本部の宇宙防衛領域の技
昨年 Microsoft が米軍と契約した HoloLens ベースの軍用ゴーグル IVAS (統合視覚拡張システム) だが、実用には程遠い状況のようだ (The Verge の記事、 Ars Technica の記事、 The Register の記事、 On MSFT の記事)。 4 月に国防総省監査総監室は IVAS の最低受容レベルが定められていないことから、このままでは総額 218 億 8 千万ドルの税金を無駄に使うことになると指摘していた。今回 Bloomberg が閲覧した 79 ページにおよぶ報告書によると、IVAS の使用は頭痛や吐き気、眼精疲労などを引き起こし、ミッションに影響するような身体能力低下につながるという。IVAS がミッションを完了する能力に貢献しないとの意見も多いようだ。 IVAS は地上部隊にヘッドアップディスプレイをもたらすことも期待されているが、In
ランサムウェア対策を自動化する「Microsoft Defender for Business」はセキュリティ対策に手が回らない中小企業の希望の星となるか:Windowsフロントライン(1/3 ページ) 前回、Microsoftのセキュリティ戦略として「Microsoft Defender for Individualsの話題を紹介した。Microsoft Defenderは同社のセキュリティ製品であり、クライアントの防御ソリューションとしては標準機能ながらサードパーティー製品をしのぐ評価もあり、Windowsユーザーにとってはもはや切っても切り離せない位置付けにあると考える。 一方で、同製品はあくまでWindows 10/11をターゲットとしたものであり、Macなどの他のプラットフォームやスマートフォンなどのモバイルデバイスは、その範ちゅうに含まれない。「MetaOS」戦略を標榜するMi
米シアトルの現代アート美術館 Museum of Museums (MoM) では地元の巨大企業 2 社をテーマにした特別展「Amazon vs Microsoft」を 10 月に開催すると 16 日に Instagram で発表していたが、19 日には中止を発表した (GeekWire の記事、 On MSFT の記事)。 企画の趣旨としては、両社が 150 万人以上の労働者を雇用していることから現代アーティストも数多く含まれると予想し、調査を行ってテクノロジー労働者像を描きなおすというものだ。配達員から重役まで役職を問わず、現在両社に雇われている現代アーティストに作品の提出を求めており、提出された作品を展示する計画だったようだ。しかし、すでに評価されている作品以外に目もくれず、単なる労働力とみなす企業に雇われているアーティストを取り上げる企画への反発は強く、3 日で中止が決まることにな
マイクロソフト、ソースコードをAIが読み込んで自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」を開発中。GitHub Copilotは今夏に正式サービスへ。Microsoft Build 2022 マイクロソフトは現在開催中の開発者向けイベント「Microsoft Build 2022」で、ソースコードの内容をAIが自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」の開発を進めていることを明らかにしました。 AIが説明してくれることで、そのソースコードについてまだ詳しい内容を把握していないプログラマによるコードの修正やデバッグ作業などの効率化がはかれるとしています。 AIが自然言語の説明とコードの関係を学習 GitHub Copilotでは、人間のプログラマがペアプログラミングの相手であるAIに対してこれから書こうとしているコードの意図を説明するために、まずコメントを記述
Office アシスタントの「クリッパー」が Microsoft 365 の絵文字として復活することになったようだ(Microsoft のツイート、 The Verge の記事、 The Next Web の記事、 On MSFT の記事)。 クリッパー (英: Clippy) はゼムクリップに目玉を付けたような外見で、かつて Microsoft Office 英語版デフォルトの Office アシスタントだった。最も嫌われた Microsoft のキャラクターといわれる一方で、たびたび復活を遂げてきた。今回は Microsoft 公式 Twitter アカウントがクリッパーの画像を投稿し、「いいね」が 2 万件を超えたら Microsoft 365 のクリップの絵文字をクリッパーに置き換えると宣言。設定値が低すぎる気もするが、投稿から 2 時間 15分後には既に 3 万件を超えていたとい
Excelを使った財務モデリング(事業に必要な資金や利益などを算出するファイルを作ること)の腕を競うイベント「Financial Modeling 8 Player Battle」が6月8日午後8時(日本時間)から開催される。スポンサーとして米Microsoftも参加。試合の様子はYouTubeで配信する。 大会では、8人の選手がお題に沿った財務モデルを40分で作成。Microsoftの社員を含む審査員2人が、誰が最も優れた財務モデルを構築したか判定する。終了後は、各選手が構築した財務モデルをOneDriveで公開する。 開催元のFinancial Modeling World Cup(FMWC)組織委員会は、財務モデリングに携わる人材の育成などを目的に、年次で大会を実施している。通常の大会では使用するツールや財務モデルのファイル形式は問わず、終了後は結果に応じて参加者をランク付けしている
報道機関にGoogleやFacebookなどのオンラインプラットフォームとの交渉力を与える法案について議論するため、MicrosoftのプレジデントであるBrad Smith氏が米国時間3月12日に米連邦議会公聴会に出席した。しかしGoogleから見れば、Microsoftは「故意に人の関心をそらす昔ながらの反Google運動を再現している」にすぎないという。 長年米議会にくすぶっているテクノロジー企業への不満を具現化するように超党派で提出された「Journalism Competition and Preservation Act(ジャーナリズムの競争と保護に関する法律)」に賛意を示すため、米下院司法委員会の独占禁止法に関する小委員会にSmith氏は出席した。同氏は準備された証言の中で、デジタル広告市場におけるGoogleの支配力とニュース業界に対する影響を指摘した。「Googleは事実
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