「富士通クライアントコンピューティング株式会社」(FCCL)は、2016年2月1日に富士通のパソコン事業を継承するために設立された新会社。そのFCCLが、設立1周年を記念して「FCCLの匠」体験会を報道関係者を集めて開催した。最新のコンピューティング関連の展示やデモに加えて、工場内の最新製造ラインを公開した。 利用者の使い方を徹底的に考える 展示で目を引いたのが、未来のパソコンのデザインコンセプトだ。例えば「FMV×light user」というテーマでは、ノートPCとデスクトップPCをそれぞれ展示。パソコンの難しい面を極力排除し、利用者がリラックスして使えるプロダクトデザインを訴求していた。 例えば、デスクトップPCは狭額縁の液晶を採用し、見た目をシンプルにしたほか、各種の端子を液晶の下にまとめることで使いやすさに配慮。加えて、キーボードは使用頻度があまり高くないファンクションキーをタッチ