数年前に日本に上陸し、「中国ITすごい」の代名詞になったシェア自転車をご記憶だろうか。 短期間で中国の道路を埋め尽くしたが、崩れ落ちるのもあっという間で、日本からもいつの間にか撤退していた。 その後、日本のニュースでシェア自転車が報じられることはほとんどなくなったが、当時は伏兵扱いだったハローバイク(哈囉出行)が4月下旬、米ナスダックに上場申請し、話題になっている。 関連記事 上場延期で衝撃、中国・アントを知る5つのキーワード 史上最大のIPOと注目されていた中国アリババの金融子会社アント・グループの上場延期が11月3日に発表された。ジャック・マー氏ら幹部3人が前日に金融当局の指導を受け、上場計画の見直しを迫られたことが理由だ。本稿ではアントの歴史や事業構造、今後の見通しなどを5つのキーワードからひも解いていく。 テスラからの争奪戦が勃発、中国自動車業界へ参入するメガITの勝算 2020年