東南アジア発、気になるニッポン企業: いま、東南アジアが元気だ。かつては人件費の安さを背景に進出する製造業が中心だったが、現在では旺盛な個人消費にも注目が集まる。急成長する東南アジアを目指し、進出する日本企業、現地で起業する日本人の数も増え続けているのだ。本連載では、マレーシア在住の著者が、マレーシアを中心にして、東南アジアでローカル向けのユニークな事業を展開している日本企業、日系企業に、その経営戦略と展開計画を聞く。果たして、彼らの戦略は将来の日本にどのような影響を与えるのか。 クロネコヤマトでおなじみのヤマトグループがアジア地域に宅急便を広げている。 2000年の台湾、2010年1月には上海とシンガポールで事業を開始。2011年にはマレーシア、香港に進出した。マレーシアでは1988年から物流や引越事業のための事業所があったが、宅急便を本格稼働させたのは2011年から。現在、宅急便事業は
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