科学・技術・工学・数学(STEM)教育の重要性が認識され、日本でも2020年(平成32)年度以降に小学校でのプログラミング教育必修化が検討されている。そのプログラミングは、論理的な思考力の習得に適した教材だ。 ただし、ミネソタ大学でプログラミング教育に携わったPaul Boswell氏によると、学生はコーディングを学習するだけで、コンピュータを抽象的なブラックボックスと見なすそうだ。そのため、コンピュータの原理を学ばず、演算が電子回路の組み合わせで実行されている事実を知らずに終わってしまうという。 そこで、Boswell氏は、コンピュータの演算原理を学習するための教育玩具「Turing Tumble」を開発。現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援を募っている。 Turing Tumbleは、パチンコやピンボールのように、小さなボールをボードの上から転がして遊ぶ