IoT(Internet of Things)によるセンシング技術と人工知能をはじめとするデータ解析技術の進歩によって、世の中にあるさまざまなビッグデータを活用して価値を生み出すことに、新たなビジネスへの期待が高まっている。しかし、世の中の環境や事象を観測、計測してデータが生み出されるIoTの突端、つまりさまざまな機器と知見によって行われるセンシングの現場にどのような課題があるのかについては、知られていないことが多い。 このセンシング技術を研究する最先端ではどのような課題意識を持ち、そしてどのような将来を描いているのだろうか。東京大学 生産技術研究所 海中観測実装工学研究センターの教授である林昌奎氏に話を伺った。 左から、東京大学 生産技術研究所 林研究室 特任研究員の永田隆一氏、海中観測実装工学研究センター教授 林昌奎氏、青葉電子 代表取締役である藤原滋氏。永田氏は林研究室の研究員として
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