フランス東部ペリーニュで撮影された乳牛(2015年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/GUILLAUME SOUVANT 【11月25日 AFP】中国北部・天津(Tianjin)市で、世界最大の動物クローン工場の建設が進められている。国営・新華社(Xinhua)通信の24日の報道によれば、犬、馬をはじめ、年間最大100万頭の肉牛を大量生産する計画で、インターネット上の世論や科学界に懸念が広がっている。 2億人民元(約38億円)が投じられる施設には、クローン実験室や遺伝子バンクなども含まれるという。 同工場を設立するのは、中国のバイオテクノロジー企業「博雅幹細胞(ボヤライフ、Boyalife)」と韓国のスアム生命工学研究院(Sooam Biotech Research Foundation)、さらに中国の二つの研究機関。スアム生命工学研究院の創業者は10年前、ヒトのクローン胚を作り出す