2016年4月14日、映画会社大手の松竹が2016年2月期の決算発表を行った。連結売上高は925億1400万円(前年比3.0%増)とになった。営業利益は74億900万円(1.3%減)、経常利益65億7600万円(1.1%増)、当期純利益38億9500万円(6.8%減)だった。 売上、利益ともほぼ前年並みであったが、利益面では期初予想を大きく上回っている。決算発表前日の4月13日に業績予想の上方修正を発表しており、演劇事業が歌舞伎を中心に好調、映画興行、不動産事業も好調だと説明している。 映像関連事業の売上高は508億2800万円(7.5%増)、セグメント利益は27億4100万円(22.5%増)である。配給では劇場公開とODSを併せて邦画19本、洋画5本、それにアニメ12本を手がけている。近年、松竹が力を入れているアニメが存在感を増していることが分かる。なかでも2015年6月公開になされた『