南米チリ北部の砂漠にあるアルマ電波望遠鏡(2013年3月12日撮影)。(c)AFP/Martin BERNETTI 【6月9日 AFP】惑星が形成される前の太陽に似た誕生間もない星の周囲で、生命に欠かせない要素とされる化学物質を初めて検出したとする2件の研究報告が8日、発表された。 「英国王立天文学会月報(Monthly Notices of the Royal Astronomical Society)」に発表された論文の共同執筆者で、イタリア・フィレンツェ(Florence)にあるアルチェトリ天文台(Arcetri Astrophysical Observatory)の科学者ビクトル・リビッラ(Victor Rivilla)氏によると、今回検出された分子「イソシアン酸メチル(C2H3NCO)」は「生命の基本構成要素であるタンパク質の形成において極めて重要な役割を果たす」という。 この研