一昨年末発売した、コントローラーは不要、身ぶり手振りのみでゲームが楽しめるシステム「Kinect」効果で、昨年Xbox 360は発売6年目にして、ワールドワイドで年間最高販売台数1490万台を売り上げた。その勢いをいかに次の一手につなげるか。一方、ソーシャルゲームの爆発的ヒットにより、新たにぼっ興する国内ゲーム市場にどう立ち向かうか。国内Xbox 360事業を統括する、日本マイクロソフト 執行役 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーの泉水敬氏に現況と今後の展望を聞いた。 (聞き手/伊藤哲郎、写真/加藤 康) ――最初に、昨年は日本マイクロソフトにとって、どんな1年でしたか? 泉水敬氏(以下、泉水氏):2011年はXbox 360にとって大きな飛躍の年となりました。なぜなら、2005年の発売以来最大となる台数をワールドワイドで販売し、累計販売台数が約6600万