北大研究グループ データ改ざんの疑いで論文取り下げ｜NHK 北海道のニュース北海道大学は、学内の研究グループが、２年前、世界的な科学雑誌「サイエンス」で発表した研究成果の論文について、データが改ざんされていた疑いがあることを明らかにしました。研究グループはこの論文を取り下げたということで、大学で調査委員会を設けて詳しく調べることにしています。 改ざんの疑いが明らかになったのは、北海道大学・創成研究機構化学反応創成研究拠点、「ＷＰＩーＩＣＲｅＤＤ」の澤村正也教授の研究グループが科学雑誌「サイエンス」に２年前の８月に発表した研究成果です。 研究成果では、薬のもととなる有機化合物をこれまでよりも効率よく作り出せる新たな人工触媒を開発したとしていましたが、大学によりますと、成果の根拠となったデータを再現することができないほか、データそのものが改ざんされていた疑いがあるということです。 このため研究グループは、「サイエンス」に対し、論文を取り下げたいとの申し入れを行い、２９
