SNS上で「頂き女子」を自称し、男性に恋愛感情を抱かせて1億5000万円余りをだまし取った罪などに問われた25歳の被告に対し、名古屋地方裁判所は「男性心理を手玉に取り、好意につけ込む誠にこうかつな犯行で、ホストの売り上げに貢献したいという動機は身勝手だ」として懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡しました。 SNS上で「頂き女子りりちゃん」を自称していた渡邊真衣 被告(25)は ▽男性3人に恋愛感情を抱かせた上、金に困っているなどとうそを言っておよそ1億5500万円をだまし取った詐欺の罪や ▽男性をだます「恋愛マニュアル」を販売して詐欺行為を手助けした罪などに問われました。 22日の判決で、名古屋地方裁判所の大村陽一 裁判長は「被告はことば巧みに好意があるよう装い、時には一人二役を演じるなどして金銭をだまし取っていた。男性心理を手玉に取り、その好意につけ込む誠にこうかつな犯行だ。被害者の中