自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長・麻生太郎副総裁)は、近く取りまとめる見解に、皇族数確保の取り組みとして、政府の有識者会議が2021年末の報告書で打ち出した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする――の両案を併記する調整に入った。今後、①案を選択肢の一つとして容認する方向で与野党がまとまれば、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)らが婚姻後も皇室に残る可能性が出てくる。 複数の自民関係者が明らかにした。年明けに第2回会合を開いて…