2021年3月、名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の弁護団は6日、国側が提出した監視カメラ映像の一部を公開した。 映像は、21年2月22日から、死亡が確認された3月6日までのものを弁護団が計7本、計約5分間に編集した。「病院に行きたい」と訴えるウィシュマさんに「権力ないからできない」と応じる入管職員の様子や、「サンダマリさん、サンダマリさん」と何度も呼びかける職員の声に反応しない、死亡確認直前のウィシュマさんの様子などが収められている。
名古屋市にある入管施設で亡くなったスリランカ人の女性の遺族が国に賠償を求めている裁判で、遺族の弁護団は、証拠として提出された収容中の女性が体調を悪化させていく様子を写した映像の一部を、報道機関に公開しました。 おととし3月6日、名古屋出入国在留管理局の施設で収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が、体調不良を訴え亡くなりました。 遺族は「必要な医療を提供しなかった」などとして、国に賠償を求める訴えを名古屋地方裁判所に起こし、国側は「対応は違法ではない」として訴えを退けるよう求めています。 遺族の弁護団は、国側が証拠として提出した収容中のウィシュマさんの様子を写したおよそ5時間分の映像のうち、5分間ほどを報道機関に公開しました。 映像は、ウィシュマさんが収容されていた「単独室」の天井に設置された監視カメラのもので、亡くなる11日前の2月23日の映像には、ベッドに横
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